寂しいな
いつもは平気な顔してる
ふと魅力的な横道へあの人が居るとわかっているのに喉から胸の辺りかなキュウウよりも弱い加減で小さい手のひら寂しいちゃんがすがりつく
忘れたいのはわかるけどごめんなさいと寄りかかる
寂しいねあっちいって寂しいね寂しいよどうしようね
寂しいちゃんと私で困る
やがていつも食べてるキノコ菌に連れられて寂しいちゃんは行ってしまう
身体にはびこるキノコ菌
幾枝にも別れ別れて別れるたんびに寂しさ増幅寂しい目つき寂しく肩落とし寂しげな背中になった
身体は寂しいを標榜するまでになった
その姿は自身に嫌われ居場所を失いそうして元居た横道のあなたの後ろに舞い戻る