嫁のブランド力
毎日、スーツをビシッと着こなして颯爽と会社へ向かう企業戦士。
でもたまに靴とベルトの色がちぐはくだったり、靴が汚れていたり、、、
少しくだびれてきた38歳は、清潔感が大切。
出社時はもちろんだけど、大学院へ行くときも襟付きのシャツにパンツスタイルで、デニムや短パンなどラフな格好はしない。
そんな企業戦士にとって、スーツの下に着るカッターシャツは勝負下着と一緒。
スーツを脱いだ時に、どれくらいパリッとしているか凛として見えるかが大切らしい。(本人談)
そんな企業戦士の嫁に課せられた任務は、アイロンがけ。
嫁は家事の中で、アイロンがけが最も嫌い。
ついつい後回しにしがちなアイロンがけ。
嫁がアイロンをかけるより、クリーニングへ持って行ったほうが早いし仕上がりも美しい。
しかし、美しく仕上がったカッターシャツより
”嫁がアイロンをかけた”
とブランディングされたカッターシャツを企業戦士はより好む。
そういうところが、めんどうくさいとか、鬱陶しいと感じた時期もあるけれど、今は美しさにも勝る自分のブランド力が誇らしい。
嫌いなアイロンがけも、その気になって頑張ってしまうわけです。
企業戦士の手のひらで転がされている嫁です。
「アイロンかけてくれたの?ありがとう!」
この一言が本当にうれしい。
今朝のそれは形状記憶
アイロンかけてないけどね。
なんてことは口が裂けても言わない。
ニコッと笑って
「こちらこそいつもありがとう」
ありがとう形状記憶。
形状記憶か嫁のアイロンか、そこを見抜く力はまだ企業戦士にはない。
今日もビシッと決まって素敵だよ。