noteの種〜クロワッサンと、面影と、読書の傾向
今日もnoteの種を蒔く。
僕はパンのクロワッサンが好きである。あのバターの風味たっぷりのパリパリ、サクサクの食感。しかし、しょっぱくもなく、甘くもなく、僕の中での立ち位置がはっきりしない。だから、なかなかクロワッサンを食べるタイミングが掴めない。
どうしても食べたくなると、半分諦めたように、僕はサンマルクに行く。サンマルクのチョコクロワッサンは甘い。もう、おやつに食べてくださいと言わんばかりの甘さ。安心しておやつに食べることができるそれを、僕はむしゃむしゃ食べる。クロワッサン欲がちょっと満たされつつ、やっぱり普通のクロワッサンが食べたくなるのだった。
みんながマスク姿になって、まもなく2年が経つ。マスクをしてると、当たり前だけれども、目元しか見えない。そうすると、ふと知っている誰かに見えてしまって、気になるのだ。
先日も電車に乗った時、斜め前に座ったお兄さんが大学の同期に似ている気がして仕方なかった。チラチラ、何度も見てしまう。見ているうちに、なんだか違う友達に見えてきた。お兄さんには悪いと思いながら、チラッとみるのをやめられない。気軽に友達にも会えないから、会いたい気持ちの裏返しなのかもしれない。
「博士の愛した数式」、「喋々喃々」と、読んだことのある本を読み返した。読み返すと、やっぱりいい。
昔は読んだことのない本ばかり探していた。新しい本を読みたくて、学校や街の図書館に足繁く通った。時代に物足りなくなって、難しい本もよく読んだ。
大人になって、もちろん新しい本も読むけれど、昔読んだ本をまた読みたくなることが増えた。あの時読んでよかった気持ちを、また味わいたいのだ。
一方、冒険できなくなってるのも感じる。読む時間が、子どもの頃より減っているせいもあるのかもしれない。確実に面白かったり安心できたりするものを、読みたいと欲張りで臆病な僕がいる。
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コンテストに参加してみることにした。書くことに、ちゃんと向き合いたいと思う。アイデア探しの一助として、noteの種まきも続けていこう。