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10カウントしたら涙が溢れた話

絵本コンサルで
子どもに向き合うってことを
実感してもらうために
絵本を読んで、閉じて
おしまい。
してから

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10数えてみる。

そうしたら
だいたい毎日いそがしく子育てしているママには
すごく長く感じます。

実際
つい先日
絵本コンサルを受けてくれたママも
「長いですね」
と言いました。

そして目からじわっと滲んだ涙が
ポロポロと流れ落ちました。

この涙
なんだと思いますか?

たった10秒をこんなに長く感じるなんて
私、日頃よっぽど落ち着きなく子どもを
急かす生活しているんだ…
という後悔、反省だと思いますか?

それが違うんです。

私は、今時点のママのできていないところ
探しをして、それを改善させる話をすることに
興味はありません。

このママが
10カウントすることで気がついたことは

・私には、「子どもを待ちたい」「あなただけをみているよ」という愛情表現をしたいという気持ちがすでにあること。

・10秒待ってあげる。みてあげることなら私にもできる。ということ。

できていることと、これからすぐにできることの
2つに気がつきました。

絵本を通して伝える「待ちよみ」は
絵本の読み方を習ってもらうためではありません。
「待ちよみ」を通じて
子どもへの愛情表現とは
「今できることをする。」
というシンプルかつこれに尽きるという考え方に
気がついてもらうためにあります。

「子どもの望むことをする」
今、できることをしましょう。
10秒待てない人が何日も何ヶ月も何年も
子どもを待ってあげられるはずはないのです。
まず、毎日、1回
10秒、子どもをしっかり見てあげましょう。

2021.9.8
待ちよみ絵本講師 内田早苗

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