考えないよりは。



自分が何にお金を払っているのかに
自覚的であるべきだと思う

ということを友人に話したら

考えすぎじゃないか

と言われた。



まぁ、確かにそうなのかもしれない。


自分が実際に見てきた現場では
外国から来た技能実習生が低賃金で働かされ
オンボロアパートに詰め込まれ
つらい環境から逃げることもできなかった。


安価な商品の裏側にそういう世界があることを
わたしはこの目で見ている。


見てしまったのだから、
知らない頃には戻れない。

だからと言って、
わたしに何かできるわけでもない。

現状わたしも低所得者であり、
家計を考えれば安価なものを選ばざるを得ない。





それでも、何も考えないよりは。



自分がそういう仕組みに加担していること。


被害者であり加害者でもあること。


自覚していたい。


その上で


世界がその仕組みから脱却することを願い

自分に出来る範囲のことをする。


人間には生活があるから
四六時中考えているのは無理だし
自分以外の人もそうすべきだとも思わない。


わたしはきっとこれからも
安価な商品を買ってしまうし
その仕組みの中にいることを忘れることもある。


でも時々は思い出したいし
思い出せる余白のある生き方をしたいと思う。



自覚的であることが
自分の願いを明確にしてくれるのかもしれない。


願い、祈りを持ち続ける生き方をしたい。







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