読書記録「不審者」(伊岡瞬)
こんばんは🌙
「不審者」(伊岡瞬) 読み終わりました…!
まだ本作含めて6冊しか読んでないけど、伊岡瞬作品の中で一番面白かったかもしれない…!
*今まで読んだのは、「代償」「本性」「痣」「悪寒」「いつか虹の向こうへ」
ネタバレはしません🙆🏻👌
ただ結末、言われるまでわからなかったの悔しい〜!
伊岡瞬ならこうなる事も予想出来たはずだけど
まさかの結末でした…
色々伏線も回収されて、すべて納得
思わず読み返してしまうストーリーラインでした…
主人公が女性なので、今回はかなり、気持ちの面で共感しながら読み進めることができました。今までも女性のキャラクターはいたけど、強烈な性格のキャラが多くてイマイチ共感できなくて。今回は主人公なのもあって、かなり感情移入できました
平凡な日常に少しずつ訪れる不可解な出来事…
一個一個の出来事は小さいけど、何か気持ち悪い…
もうこのジワジワくる感じ、たまりません
一気読み不可避。他の作品は暗くて重くて苦しい要素が多かったけど、「不審者」は続きが気になる!という気持ちがずっと強かったです
最後は安定の伊岡瞬節が出てるラストだったと感じます
ちなみにちょっと話がずれますが
最後の解説で、伊岡瞬さん自身が「家族とは何かという問いを小説の中で繰り返している…いつの間にか家族がテーマになっていた」と語っていたと書いてあって。
めちゃめちゃ納得。
今までのどの作品も「家族」はテーマになってます。伊岡瞬さんは、描くどの家族にも家族だからこそ抱える問題や秘密、感情の設定を本当に緻密に作り込んでいて。
殺人とか強姦とか、事件はとんでもないものばかりで本当にエグいんだけど、その事件に関係する家族のモヤモヤとした感情、苦しみをしっかりと描いてくれているんです!凄いわー…人のモヤモヤを描けるって凄いわー…
待って、語彙力ない自分にビックリしてます()
伝わるだろうか()
この作者の、あっと驚くミステリー!意外性!ていう部分も好きだけど、人間だったら持つであろう良くない感情や苦しみを沢山書いてくれてるところも好きです
他の作品も読もう〜🥰🥰
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