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掃除をして損なことは熱中して時間が過ぎてしまうことくらい

先日家族で外出していて、帰りの車でラジオをつけたら吉岡里帆さんのラジオがやってたので聴いていました。
ゲストはミュージシャンで詩人の柴田聡子さん。
実は我が家にも柴田聡子さんのCDがあったり、何度かライブを観たこともあります。
なかなか他にない感性の方だなと思っています。

そのラジオの中で「今日何も生み出せなかったような時に時間がかかる床を拭いたりとか、キッチンの排水口のヌメヌメとかをきれいにするのが好き」というようなことを話していました。

「めっちゃわかる…」と思いながら聴いていました。

掃除はやったら今よりよくなるしかないし、そしてそれを生み出しているのは自分という、満足感が得られます。

時々フローリングにワックスをかける時、すごく気持ちがいいです。

我が家のフローリングは無垢材なので水拭きは良くないそうで、時々AUROのフローリングワックスをかけています。
1リットルの水にキャップ1杯のAUROのワックスを入れて、それをウェスに染み込ませて絞って拭いています。
やる前は面倒だけど、これをやった後の爽快感がたまらない。

一応ほぼ毎日掃除機はかけているんだけど、ウェスで床を拭くと掃除機だけじゃ取れない汚れがウエスにくっつきます。

その汚れを見て、こんなに汚かったのかとうれしくなるんですよね。

ここ数年で昔より明らかに掃除のことが好きになってきました。

わたしは結婚する時に初めて実家を出たんですが、その時に住んだアパートが消去法で決めた感じで、築20〜30年くらいのところでした。

前の住人からの蓄積の落ちない汚れとかがありました。
掃除を頑張っても落ちなくて、その頃は確かに掃除で少し変化があってスッキリはしたけれどそこまで掃除が好きではありませんでした。

頑張っても落ちない汚れに少しイライラもしたりしてました。

掃除が好きになったのは新しい家に引っ越してからだと思います。
せっかく手に入れた自分のお気に入りをできるだけきれいに保っておきたいと思って汚れる前に掃除。

自分や家族が汚した汚れは早めに対処すればすぐに落ちるし、きれいが保たれるから掃除のハードルが下がったんだと思います。

住んでいる今のお家は築8年くらいで、だんだん古くはなってきて、床に傷がついたり、経年劣化もいろいろ出てはきているけれど、なるべく自分と家族が心地よく過ごせるように清潔を保ちたいなという気持ちがあります。

時々、時間を決めずに掃除をしてしまうと、うっかり時間がすごく過ぎてしまうことがあります。

掃除をしているとなんだか瞑想になる感じがしています。

没頭できる。まるで自分がお坊さんのよう。

もっと遡ると実家にいた頃は気が向いた時しか掃除をしていなかったです。

部屋に物が多かったので掃除がしにくかったし、キレイを保とうという意識もなくて、外に出掛けることや外側のことばかり考えていました。

掃除をしようと思えるようになったのは「物の整理ができるようになった」ということも大きいと思います。

整理あってこその掃除のしやすさがあります。

そしてそれができないと、自分の部屋や内側を整えようという意識がなかなか生まれにくいと感じています。

そして家の中のものは「自分や家族の好きなものを選んでいくことが大事」だと思います。

好きなものを選ぶと大切にするからお手入れも頑張れるものです。


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