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アンチ・アットホームサロン。私は、1人美容室女店主。

「当店はアットホームサロンです♪」
これ嫌いです。😓

私は、お客様にとってブランド価値がありお友達に自慢してもらえる美容室を作りたい!!!


美容室とは、現実社会で頑張って戦ってくれた髪型という冠に対し、束の間の癒しと共にメンテナンスや新しい似合う冠を作っていく。少しでも多く、毎日笑顔になれる髪型を作りたい。
非日常で自分のためのご褒美として利用してほしい。

私は気概が強すぎる。(めんどくさい美容室女店主苦笑)

私のお店も夏頃、求人を出そうと美容師専用の求人サイトに無料掲載(成功報酬を払うシステム)をお願いしたことがある。

美容師として誇りがあり、お客様に喜んでもらえるよう努力出来る方が来て欲しい。(子供がいてもやる気のある方は歓迎)と要求多めにお願いしてできたのが、

「地域密着のとってもアットホームサロンでママ美容師さんも働きやすく早上がりや都合に合わせてお休みもらえます♪」
ママさんだけでなくみんなに優しくしたい。

何これ?自己都合の「とってもアットホームサロン」なんて、お客さんとしても行きたかないわ。
1000円カットの方がご都合つきますよ…。

削除するのに交渉してもなかなかしてもらえず困りましたが、この記事の為に保存しとけばよかったと後悔。

個人店なんてアットホームサロンしかないやん!😫

お客様が行きやすいから?美容室をのんびりしたいから?

私のお店は初めてでも来店しやすく工夫してるので、どんなにおしゃれにしたとしても住宅街にあるのでアットホームに見えます・・・

ただ、
私のお店を地域密着にするつもりもないし、
繁華街でイケイケの若手のサロンは行きづらいけど、技術レベルが安定している美容室に行きたいなどおしゃれでいたい方をターゲットに来て欲しい。

一般的な住宅街美容室にはない、
唯一無二のお店であると自負しております。

これが当たりまして、
大半は地域内の方がいらっしゃいますが
わざわざ探して来てくれる方が多いです。

女性の個人サロンがそもそもないが。
ほぼ、アットホームサロン売り。

例、女性サロンAさんのお店。

「マンツーマン対応でお一人様ずつご案内しております、まわりに気をつかうことなく過ごせます。
お席は2席あります。ご家族で、親子で、お友達同士でもプライベートサロンとしてご利用下さい。」

残念。。
私のお店も当初は同じような事を言ってましたが、
ご家族、親子、お友達で極少サロンにいらっしゃると、美容師も気を遣っておしゃべりし、褒めるのでお客様もトークが盛り上がりすぎて結果カットの精度も絶対落ちます。

例、女性サロンBさんのお店。

「子育てしながら美容師を続けるのも大変でしたが、
かねてから、自分自身の夢の美容室を作りたい!
家族からの応援もあり
独立開業を決意しました!

子育てをしながら生活してきた経験をいかして
私らしくアットホームなヘアサロンを
つくっていきたいと思っております。」

こんな事を書いたら、世の中の3分の2の人は対象外と言ってるのと同じです。
私らしいサロン、じゃなくて
お客様をきれいにするため頑張ります!
ぐらい入れたらいいのに。

お客様は美容師の結婚も出産もどうでもいいのです。
子育て系はマウントの取り合い合戦なので、男も女も前面には出さない方がいいです。
実はいる。の方がかっこいいと思います。

単純に、

お客様は私のためにおしゃれにばっちり仕上げてくれればいいのです。

私のお店のアンチ•アットホームサロン作戦は、

・非日常の優しくてゆったりした極上の時間※1を過ごしてキレイになってもらう。
     ↓
・10坪の激狭サロンでもカラーなど放置中、目が合わないように1人の時間を快適に過ごす特別コーナーをつくる。
・マッサージ機を置く。
・半個室が出来る。
・the住宅街だが、店内をおしゃれでかわいい物で統一させる。(隠れるつもりがないけど)隠れ家みたいでびっくりされる。
・見えるところには100均は使わない。
・いちいち、かわいくておしゃれなものにする。
・紹介割引など初回割引は常連さんにとってメリットがないのでやらない。
・私のプライベートは当たり障りがないように。
たまに話すと親近感が出るので小出しに。
・極力話さない!カリスマ感が出る。
・店内音楽をこだわる。
・小学生未満の(付き添い含む)ご来店はお断り。
小学生未満のご来店お断り。(付き添い含む)

禁断のお断り。😰😰😰
美容室からしたらあり得ない事です。
しかも、The•住宅街美容室なのに💦
だが、お客様自身の為の非日常である上質な空間ができ、小さな子がいる方にも現実逃避が出来るので大好評です。
これが1番決断して良かった事です。

誰でも来て欲しい。的なのは幻であって自分だから出来る事、当たり前の事から舵を切る事も大切だなと開業6年目にして思います。

まだまだ、いっぱいありすぎて、細かくまた記事にします✨

※1
極上の時間とは、時間をかけるのではなく、的確な施術時間でお待たせしない。
あっという間に終わるので、
もっと居たい=また行きたい!になるのです🤗
※例えはフィクションです。色々な所を研究して作りました。


愛をこめて。

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