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衝撃の銃撃情報共有サイト

今までリオのカーニバルについて書いてきましたが、リオ在住の日本人に教えてもらった驚きの情報をシェアしたいと思います。

銃撃情報共有サイトについて

リオの友人はなんと銃撃情報を共有するサイトで街の危険情報を把握しているとのことでした。下記のサイトです。

http://fogocruzado.org.br/

このサイトでは主にリオとRecifeなどブラジル北東部の一部の銃撃情報を市民が共有し、その位置情報が地図に反映されています。この情報が出た後に領事館からの連絡があることもたびたびあり、かなり情報の精度が高いとのことでした。サイト上の銃撃場所をクリックすると、死者と負傷者が市民と警察別に出ていたりと詳細情報が出ます。

銃社会のブラジル

ブラジル人の友人からの情報ですが、ブラジルでは銃の保持を禁止しているが、マフィアによるブラジル北部のアマゾン地帯からの流入が止められず、実質街には銃が溢れた状態なのだそうです。
実際知人もわが家の近所で拳銃強盗に遭いましたし、街の公園で銃撃戦になったこともあります。ブラジルに住んでいた時には銃の恐怖と常に隣り合わせでした。

リオの治安について

リオの治安の悪さはブラジルの中でも有数なのだそうです。貧困街が広い地域にあり、大きなマフィアの本拠地があり、一部の警官はその組織と癒着しているとのことです。リオに日本人学校があるそうなのですが、危険な地域にあるため駐在者であえて子どもをこの日本人学校に通わせない選択をしている人もいると聞いたことがあります。このように在住者で危険な地域に対して敏感な人が多いそうです。
またリオはコパカバーナ、イパネマ、ポンヂアスーカル、コルコバードのキリスト像など有名な場所も多く、世界中から観光客が訪れる魅力的な地でもあります。しかしこの観光客をターゲットにした犯罪も多いのだそうです。
在住者も旅行者もリオでは犯罪に充分に気をつける必要があります。

おわり

上記サイトの危険情報の詳細を見ていると、毎日のように死者が出ているのがわかり、恐ろしくまた悲しい気持ちになります。銃撃事件の背景には貧困、ドラッグなどがあり、さらに言えば貧しい人へのケアが行き届かずマフィアが大きな存在感を示しているブラジルの社会構造に問題があると言えます。大好きなブラジルですが銃による悲しい事件がこれ以上起きず、上記のような銃撃情報の共有サイトが不要になる社会になって欲しいと願います。

※写真をtomekantyou1様からお借りしました。ありがとうございました。

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