2020年のリオのカーニバル〜第二夜、いよいよ参戦!
私がひとりで観戦した理由
リオのカーニバルの第二夜となり、今度は私が子どもたちを夫に預けて一人会場に向かう番になりました。
当初この晩は私と5歳の長男と二人で向かう予定だったのですが、長男がホテルの部屋で遊ぶことに夢中になってカーニバルに行きたがらなかったこと、そして昨晩参戦した夫から長男は絶対に楽しめないという強い勧告があり、結局一人で向かうことになりました。
世界的に有名なこのイベントに、息子もぜひ参加してほしい、と当初は思っていましたが、いざ会場に行ってからは私も息子には到底楽しめなかっただろう、と思い直すことになりました。息子を連れていかない判断をして本当によかったです。
会場に着いてから
会場に着いて、自分が入場できるブロックに入ってから、しばらくドキドキして会場内を見まわしていました。当初予約していた席より安い席となってしまい、比例して治安面の問題があるのではと勝手に警戒していました。しかも座席指定はなく、早い者勝ちで自分の席を確保していくタイプの場所のため、トイレなどで席を離れる場合は席を確保し直さなければならないため、それも少し不安で憂鬱に感じていました。
優しかった周囲の方たち
会場内へ歩みを進めてみると先に入っていた観客たちが既に一列目と二列目の席を埋めていることがわかりました。私は良い雰囲気だなとふと思ったグループの後ろに二列飛ばして五列目に腰を下ろしたのですが、そのグループのうちの一人の女性が私の存在に気づき、ここの方が見やすいよ、と自分たちの二列目の席を勧めてくれました。結局気が引けてそのグループの真後ろに座ることにしたのですが、その方たちをはじめとして周囲の方たちが優しくフレンドリーな方たちでラッキーでした。と言ってもただラッキーだっただけでなく、自分なりに身の安全を確保する努力もしました。周りの人たちが怪しくないかどうか、自分なりの勘を働かせ、常に笑顔で自分から周囲の人に挨拶をし、即席ながらも周囲の人との友好的な関係を作っていました。勧めてくださった方は高齢の女性で英語が話せず、しばらくは身振りで私にコミュニケーションを取ってくれていましたが、私が下手ながらもポル語話者であるとアピールするとすぐさま親しげにたくさん話しかけてくれました。
結局私が朝まで続くカーニバルの中、お手洗いに行く時もこのグループの方たちに私の席の確保と、貴重品は入れていないとはいえ、私のリュックを見てくださり、思いがけない私の失態でデビッドカードを落としてしまった時にも周りの方たちが一緒に探してくださったりとたくさんお世話になりました。
更に一緒に歌い、踊るという熱くて素敵な一体感の中でカーニバルを楽しむことができました。
次回以降ものんびりと更新を続けます。