惑星オルデラン。
惑星オルデランは『スター・ウォーズ』シリーズに登場する架空の惑星。スター・ウォーズ見たことある?
オルデランは『スター・ウォーズ エピソードIV/新たなる希望』で、あのデス・スターによって破壊されるという悲劇的な運命に見舞われる。
ビームで星ごと破壊されるのだ。
ぶち壊されるのだ。オルデラン。
オルデランがぶち壊されるというシーンは、スター・ウォーズの物語における帝国の残忍さと、反乱軍の戦いの正当性を象徴するめちゃ大事なシーンなわけ。
オルデランのプリンセスであるレイア・オーガナは、この惑星の代表人物であり、反乱同盟軍の重要なリーダーとして活躍する。レイア、大活躍よ。
高校生のとき、どんな日だったか忘れたけど、ふとした瞬間に気づいた。
関西弁でよく使う「おるで」と、あの『スター・ウォーズ』に登場する惑星オルデランが、言葉の響きとしてなんとなく似ているぞ?
おるで、おるんやで、おるがな、おるで、おるで、おる、おるって、おるで、オルデラーン。え? オルデラン?
似てるな。似てるどころの騒ぎじゃないよ。「おるで」と「オルデラン」は似てるじゃん!
最初はただの偶然だと思っていた。ありえない。遠い国アメリカと日本の言葉が一致するなんて。
単なる偶然。だよね、ハム太郎。でも、
何度か口に出してみると、その偶然がちょっとした楽しみに変わってくる。「へんなの」と自分でも思いながら。
「おるで」という表現は、関西弁特有の、ある種の確信や強調を伴う言い回し。例えば、「まだここにいるよ」という意味合いで使う。関西の皆さんどうですか。
このニュアンスには「確かにここにいるし、どっか行くわけないやろ!」という強い意志が込められている。おるで!
はい、一方で、オルデランは、平和と美の象徴でありながら、帝国の暴力的な力の前に無残にも破壊された悲劇の星。マジでかわいそうなんだから。ありゃないよ。
「おるで」「オルデラン」の2つの言葉が共鳴し合う瞬間、高校生の私の中では不思議な化学反応が起きた。それはもう、超新星爆発よりは小さいけど、不思議な反応。
日常生活で「おるで」と言うたび(北海道民だけど)心の片隅で「スター・ウォーズ」の世界がちらつく。オルデラン。オルデラン。オルデラーン。
スーパーマーケットで買い物をしているとき、友だちとの会話の中で、はたまた仕事のミーティングで。
普段着の「おるで」が、ふとした瞬間に宇宙の彼方へと思いを馳せさせる。「おるで」が宇宙服になって「オルデラン」に変わる。レイアを思い出す。
はて、ここで思い出すのは、スター・ウォーズの監督を務めたジョージ・ルーカスは、めちゃんこ日本に影響を受けてこの作品を作ったという事実である。
ジェダイは「時代」という単語の響きからきてるし、ルーク・スカイウォーカーらジェダイが着ている服は日本的だ。
C3-POとR2-D2の関係性は黒沢映画からきてるし、って、なんかそんなことを考えちゃうと、「おるで」と「オルデラン」もあながち遠くはない親戚関係なのではないかと思えてくる。
とにかく、この記事を通して何が言いたかったかというと、関西弁の「おるで」を聞くと必ず「オルデラン」を思い出してしまい、星の大爆発、かわいそうなレイアを思い出してしまう、という話。
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