ドレミファソラシドをアメリカ人はなんて言うの。
絶対おかしい。
日本人はドレミファソラシドをドレミファソラシドと言う。じゃあアメリカ人はドレミファソラシドをなんと言うんだろう。韓国人は? オーストラリア人は? スイス人は? ブラジル人は?
世界の人はドレミファソラシドをなんと言うんだろう。調べる前に妻に質問してみよう。
ここだけの話、私の妻は何年も海外にいた人間だから知ってるのではなかろうか、そう思って眠る前に聞いてみる。
「ねぇ、ドレミファソラシドってさ、アメリカ人はなんて言うのかね?」
妻はたいていのことには「あっそ」とか「それは羊」とか即レスする系ヒューマンなのだけど「ドレミファソラシド?」と言ったっきり、3秒くらい黙ってこう言った。
「……ドレミファソラシドねぇ」
「ドレミ……」
「……え? あれ?」
「……な、なんて言うの!?」
ふん、海外歴があると言ってもたいしたことないな。ハリボテめ。
そこで調べてみる。
質問
「アメリカ人はドレミファソラシドをなんと言うの?」
答え
「アメリカ人は、ドレミファソラシドを『C D E F G A B C』と言います。これは音楽のソルフェージュで使われる音階で、日本や多くの国で使われる固定ド音名法(ドレミファソラシド)に対応していますが、アメリカを含む英語圏では、音符をアルファベットで表します」
うーーーん、なんというかこう、納得できない。ローマ字を用いて音階をあらわすってのは、コードの概念としては理解できるのだけども、それを声に出して発音するときを考えると、どうも納得ができない。
日本人がドレミファソラシド〜♫ と言うときのようにアメリカ人はC D E F G A B C〜♫ とでも言うのだろうか。
それからいくら調べても納得感のある結論はインターネット上に落ちていなかった。ドレミファソラシドがイタリア由来のピッツァ的なものだというのは理解できるのだけど、C D E F G A B Cと言うことに関してどうも真偽がわからない。
記憶を呼び起こしてみると、音楽を主題にした映画といえば『サウンドオブミュージック』が思い浮かび、その映画の中でも「ドレミの歌」をクソほど楽しそうに歌うシーンが登場する。
この映画の中では「シ」を「ティ」と発音していた記憶があり「シはティなんだな」と大学生くらいのときの私は思ったのだけれども、これをよく調べてみるといまのアメリカ人はドレミファソラシドをドレミファソラシドと呼ぶことを知らない、なんていう言説すらある。
それからドレミファソラシドがイタリア由来だったとしても、ではなぜドレミファソラシドをドレミファソラシドと呼ぶのか、それもよくわからない。
かつ、日本古来の音階の呼び方は、たぶん「いろは」を使ったものになるのか? とも思うのだけども、それもよくわからない。仮に古来から「いろは」と呼んでいたとして、ではなぜドレミファソラシドに変更になるのかも意味不明。JAPANプライドがないじゃないか。
よくよく考えてみると「ドレミの歌」にもJAPANプライドがない。ちょっと曲を思い浮かべてみると、
ドはドーナツ。
レはレモン。
ミはみんな。
ファはファイト。
ソは青い空。
ラはラッパ。
シは幸せ。
ドからシまでの7つのうち、日本語ではない外来語をドーナツ、レモン、ファイトの3つもランクインさせている。かつ、ドレミの歌は海外発祥の曲のはずだから、そもそも日本人は音階の教育を国内で賄えていない。輸出大国を名乗りながら、結局のところ輸入に頼っているのだ。
ドレミファソラシドをアメリカ人はなんて言うんだろう。中国、インド、エジプト、スウェーデン、ロシアの人はドレミファソラシドをなんて言うんだろう。
気になる。
気になるから、これを読んでくれた世界各国のみなさま、ぜひ現地調査のうえ、noteに書いてください。それからこのドレミファソラシドに関する知識がある方、ぜひともその知識をいかんなくひけらかしてください。
では、お願いします。
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