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エスパー林太郎。
昨日の夜、noteで友だちになったティンバーズCEO|長谷川林太郎くんに会った。
私は札幌生まれだが、彼もまた札幌の出身である。林太郎くんは普段東京都内在住で、東京大学工学部を出て起業してるようなバリカタどころかハリガネクラスのシティ野郎なのだが、おととい突然「いま札幌にいるんです〜」という連絡があったもんで。
「いや! それはもう会おう!」と、まるで水曜日の不倫カップルかのごとく会うことになった。スピーディーだ。
昨日、というかもうずっと、私は朝から晩まで仕事に追われて疲労困憊。睡眠時間は確保してるけどもそれでもキツい。
さて、19時に札幌の狸小路商店街で待ち合わせた私たち。
「う〜っす!」と言って待ち合わせた私たちだったが、林太郎くんは私の顔を見るなり真顔で、
「ダーキさん、疲れてますね。目の下のクマが富士山みたいですよ。一緒に温泉でも行きましょ。休んだほうがいいですよ」
と提案したもので、こりゃもうびっくり仰天。エスパーだ。
私にとっちゃ新種の哺乳類を発見した気分だった。通常、誰かと夜に会うというと、居酒屋でお酒を飲みながら最近の出来事について話すことが多い。
しかし、林太郎くんは「温泉に行こう」と言い放つのである。これが東京野郎なのか。固定概念を取っ払う人種。私はこの提案に驚きつつも、彼の提案にのって2人して札幌市内中心部の温泉施設へと向かった。
温泉での会話は、仕事の話から哲学、中国の儒教、仏教、西洋哲学に及び、なにやら「死」を受け入れることの重要性まで広がった。
特定のテーマについて語り合うカフェ・バーさながらの内容で、林太郎くんが放り込んでくる会話テーマは札幌在住の私にとっては深く洞察に富んだ内容で。
「これスタエフで音声配信したら良さげ」と思ったものだが、あまりの疲れでそんな元気もないし電波もない。「死」についての会話中なんて「あ、りんちゃん、これnoteに『死の解像度』っていうタイトルでエッセイ書けるわ」と言っても、林太郎は「いいですね」とニコリと言うだけ。
そんな中、林太郎くんの過去の経験に照らし合わせて放った一言に私は心底感謝した。
「ダーキさん、真面目な人ほど心が壊れますからね。意外と自分自身が癌だったってケースもありますから」
まさにその通りで。林太郎くんのおかげで(?)と言うべきか、現状の固定概念に縛られた生活を見直すような、新たな発見とリフレッシュの機会を得たわけだ。2人一緒に生まれたままの姿で温泉入ってサウナ入ったわけだし。
「ダーキさん、サウナ嫌いですよね?」
実は好きだったりするんだよね、
なんて話をしつつ2時間以上。
温泉からあがると林太郎くんは「かすそば」を食べたいと言う。はて、「かすそば」とはなんぞや? なのだが、なにやら札幌名物を自称しているらしい。
「天かすがたくさん乗ってるそば?」と聞くと林太郎くんは「行ってからのお楽しみです」と言うもんで、私は「かすそば」がなんなのかわからず、りんちゃんとススキノへ向かった。
昨日の私は早朝から時間の隙間なく働いていて、ご飯を食べる隙間すらなかった。食べたものは小さなシュークリーム1個だけ。
かすそば店に林太郎くんと行く。
注文をしてかすそばがテーブルに届く。
そして食べる。
1日ほとんど何も口にしていないためか、死ぬほどに美味しくて。ずっと美味い、美味い、美味い、美味いと言ってスープをぐいっと飲み込む。
温泉、サウナから出て、かすそばを食べ終わった私に、林太郎くんがニコニコしながら言ったのは、
「ダーキさん、今夜はぐっすり眠れそうですか?」
このひと言で私としては、くっそ、りんちゃんめ、固定概念に縛られない解脱した自由人だぜ、まったく。さすがは長谷川林太郎だよい、なんて思いながら家路についた。
りんちゃん、どうもありがとう。
昨日はおかげさまで、ぐっすり眠れたよ。
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<あとがき>
温泉に入りながら林太郎くんとはどんな話をしたっけなと思い出します。仕事の話、起業の話、簡易な資金調達の話、付き合うべき取引先の話。東大の人はインプット量がすごいよね、という話をしたときに「じゃむむさん」の話もしたのですが、林太郎くん曰くじゃむむさんは特別なようです。今日も最後までありがとうございました。
【感謝】りんちゃん、マジでありがとう
【音声配信】そんな林太郎くんと話す過去の音声配信