誰かが立ったなら
どんどん重なり、裏目裏目に。
待ち望んで、クレームブリュレ。
前はもこもこ、後ろはつるり。
いつもおどけたように過ごしてる人の、つらそうな姿を見てしまい、胸がきゅっと締め付けられた。
どこかの知らない誰かでも、知り合いでも、大切な人ならなおさら、つらそうな姿は見ているこちらまで胸が苦しくなる。
はっとして、またいつものように平気そうなふりをしておどけた姿。
具体的に手を貸せることがない時は、そっと肩に手を置くとか、ただ一緒にいるとか、話を聞くとか、たわいもない話をするとか、立ち上がるのをそっと支えるとか、待ち続けるとか、そんなことしか出来ないのがもどかしいなと。
夜ゆっくり眠れるようにとか、心が少しでも軽くなるようにと、祈るような気持ちで見守るしか出来ないこともあったり。
そんなことを考えていたんだけど、問題は解決策が見えたらしく、平気なふりではなくてすっかりいつも通りに戻っていた。
心配していたけど、拍子抜けしたけど、よかったよかったと一安心。