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2人で話すのと3人以上で話すのと

人と一緒に過ごして話す時間。

2人だと、それぞれのキャッチボールのやりとりで、投げたり返したり、受けたり投げたりで、目の前の相手に集中できるのだけど、3人以上になると途端にわからなくなって困ってしまう。

どこからボールが飛んでくるのか、それは私が受けてもいいのか、誰に投げればいいのか。私はいつ投げればいいのか、そんなことばかり考えてしまって、わからないままその場に笑顔でいるだけの人になってしまう。

昨日の夜はとある集まりがあって、よく知ってる人ばかりなのに、そんな状態になってしまって、たまに話すけれど、ほとんど静かに聞いてるだけの人になっていた。

話題が話題だったので、ただ静かに聞いてるだけでよかったのかもしれないけど、後になって「ひゃー」っと自分のことがいやになってしまうのはなんでだろう。

もっと自分を出したい、自分を出せなかった、思ってることをちゃんと言いたかった、なのかな。

すっかり大人になっているのに、人と向き合うことがいまだに苦手で困る。
これも場慣れなのかな。こうしたい、こうなりたい、というイメージを描いて、いつかリラックスした自分で過ごせるようになれるとは思いたい。

これから1年は集まりの場が数回あるはずで、終わった後に「ひゃー」っと思うことがあるんだろうけど、ま、練習だと思ってなんとか乗り切りたい。

3人以上といっても家族とは全然平気だから、同じように過ごせばいいだけなんだけどな。

昨日の夜の「ひゃー」っと思う気持ちは、きれいなまんまるの満月を見て、お風呂できれいさっぱり洗い流して、角田光代さんと穂村弘さんのエッセイを読んで、すーっと消せました。


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