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マッサージのアフターコロナ

世の中ではアフターコロナがどーだとか騒がれているけど、それは全体の話であって、かなり抽象的な話。それがマッサージや治療院はどうなっていくかって意外と語られていない。

そもそも、コロナ以前から、オレは店舗ビジネスに関して限界を感じてた。特にNYは店舗の家賃は東京の10倍くらいかかること珍しくないくらいのバブル。だから、どんどんベッドを増やし、人を雇い売上を上げないといけない。

しかしNYでは人件費もどんどん上がっているわけ。だから、頑張って売り上げを上げても利益は残らないわけ。

さらにさらに、現在はVUCA(ブーカ)の時代と言われる。VUCAとは、

Volatility(変動性)

Uncertainty(不確実性)

Complexity(複雑性)

Ambiguity(曖昧性)

の頭文字をとったもの。簡単に言えば、「変わりやすく、先が読めない時代」ということ。

例えば、コロナ。いきなり、こんなことが起こるなんて誰も想像してなかった。でも、そのせいで家賃や人件費などの固定費が大きい大企業なんかは大打撃を受けたわけで。でも、オレはコロナなんて想像もしてなかったけど、こんな感じで急にゲームチェンジが起こる可能性はあるとは考えていた。

だから、店舗も従業員も持たなかったし、人も雇わなかった。これからの時代のマッサージはとにかく、所有をしないことだと考えていたから。

よく言われていることだけど、これから直接、人と人が会ったり、集まることに関してかなり制約が起こる。てか、起こってる。だから今、巷ではアフターコロナってことが言われて騒がれてる。

でも、オレは巷の意識高い系の人が思うようなアフターコロナって来ないんじゃないかなって思ってる。じゃあ、どんな未来が来るのか?

今回のことでZoomだのオンライン化だの言われてる。確かにそういったライフスタイルは伸びていくとは思う。子供がいてもZoom飲み会なら夜遅くまで飲めるし。居酒屋より安く済ませられる。リモートワークなら満員電車に乗らなくてもいいし、会社は家賃を減らすことができるかもしれない。

でも、かなりの人はやっぱりオフライン、人対人の世界に残るんじゃないかなーって。

NYにも増えてきているAmazon Go。無人コンビニでレジを通さずに買い物ができる。これにより、お客は便利に買い物ができ、お店は人件費を削減できる。

数年前、中国でこの無人コンビニを増やそうという動きがあった。目標は中国全土に5000店舗。ところが、売り上げが伸びず、今ではどんどん縮小している。

中国で無人コンビニが伸びなかった理由は、色々と言われている。そこまで価格差がなかったとか、アプリを使っての入場に面倒だからとか、監視カメラが多くて居心地が悪いとか。確かにそういうのもあるかもしれない。でも、やっぱり思うのは人は人を求めるんじゃないかな?

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