【地域・社会】理想の子育て空間はお互いの子どもを見合う場所なのかもしれない
こんにちは。
きーちです。
冬から春に少しずつ変化していくのを、日が暮れる時間や太陽の日差しで感じられる時期になってきました。
相変わらず保育園に行かない宣言をしている4歳の娘は、相変わらず平日夕方の公園に行っては、来る可能性の低い保育園のお友達を今か今かと待ち構え、「今日も来なかったね。」と言いながら家に帰る毎日です。
そんな娘がようやく気づきました。
土日の明るい時間には保育園のお友達がいる可能性が高いことを。
2週にかけて、土日両方ともいつも一緒に公園で遊ぶ保育園のお友達『さーちゃん』が、我が家の娘が来てるんじゃないかと思いながら公園に来ていたそうで、そのさーちゃんとお友達の弟『とーりくん』と3人で遊びました。
さーちゃんは娘と同じ4歳で、とーりくんは2歳です。
2人はお父さんとくることもあれば、お母さんとくることもあり、私も妻もよくお話している顔なじみです。
我が家は息子が0歳児なので大人1人でもベビーカーを押しながら娘を追いかければ済みますが、さーちゃん家はそうはいきません。
さーちゃんは自由に遊び、お父さんもしくはお母さんはとーりくんを見るというのが基本スタイルです。
私がその立場であってもそうならざるを得ないなと思います。
そして、そこに娘が加わると、いろんな組み合わせで遊び始めます。
最初は3人で遊んでいたはずが、さーちゃんが別の場所に行ったり、さーちゃんが戻ってきたら我が家の娘が別のところにいったりと目まぐるしく動きます。
最初はそれに合わせてさーちゃんパパとなんとなく見ていましたが、気がついたら私がとーりくん1人を見て、さーちゃんパパにさーちゃんと娘を見てもらうという形になっていました、
「なんか逆になっちゃいましたね。笑」
「そうですね。笑」
そう言いながら、特に大きなけがもなく、楽しく遊んで夕方に家路につきました。
この日を通じて感じたのは、他の子を見るほうが大人も子どももいい緊張感で過ごせるのではないかということです。
親と子というのはどうしてもお互いに甘えが入ってしまいがちです。
でも、他の親御さんだと子どももそういうわけにはいきません。
親側も、他のお子さんにけがさせないようにと気を遣うので、我が子を見るのとまた違った感じで見ることができます。
普段親以外に注目してもらう機会がない子どもにとって、親以外の人に注目してみてもらうことはとてもうれしい機会です。
親側も、自分の子どもだとどうってことないことと思うことでも、他の子どもだとすごいと思って声掛けしたりといったこともけっこうできるものです。
私は常々、核家族化によって親子が近すぎる関係性になって親も子も疲れているように感じます。
元来、子育ては集団で行っていました。
私は、この『公園で私が他の子を見て、他の子の親御さんに自分の子を見てもらうこと』に、理想の子育て空間を垣間見た気がしました。
最近ニュースになっている内容を見ても、親と子の関係性のみが濃密で、それ以外の関係性が薄すぎるがゆえに起きている事件が多々あるように感じます。
お互いの子どもを見合う場所。
公園や支援センターなどでそうするだけで、親にとっても、子どもにとってもある種の息抜きになります。
私も娘もさーちゃん家のおかげで本当に助かっていると思います。
彼らがいなければ、もっと息苦しい毎日だと思います。
そういった意味でも、子どものお友達とその親御さん交えて、みんなで子どもを見るというのは、これからさらに必要なのではないかと思いました。
さて、今度の土日は娘の保育園のお友達は来ているでしょうか。
来てくれるといいな。
私も娘もそう思いながら、次の休みを楽しみにしています。
今日は理想の子育て空間はお互いの子どもを見合う場所なのかもしれないと感じたことについて書きました。
それではまた。
きーち