創業期〜成熟期、あなたはどの職場に合うのか?
企業のライフサイクルをご存知でしょうか?創業期、成長期、成熟期、衰退期ってやつです。
一般的には…
・創業期
→市場創造、開拓。売上高の拡大。製品の声を聞いてプロダクト開発修正の連続。多額のコストがかかる。
・成長期
→ 新規顧客がリピーターとなり、売上がもっとも順調に伸びていく。
新規・既存客を競合に奪われないようシェアの最大化を図る必要がある。
・成熟期
→シェアを最大化しつつも、市場での需要が一定頭打ちになるため、新規事業の創出や、コスト削減による利益率向上を狙う必要がある
となります。皆さんの企業はどこに属してるでしょうか?
そして私が今回言いたいのは、この企業フェーズにおいて、合う人と合わない人が出てくるということです。
例えばわかりやすく営業職。
ルールや制度に縛られず、自分が選ばれたい!とにかく顧客に向き合いたい!
こうした人は創業、成長期に向いてるかもしれません。一般的に少人数でガンガン売り上げを伸ばさないといけないのでインテンティブもハイプレイヤーに資するものに設計されるので、経済的にも豊かになると思います。
逆に成熟期に向かっていくほど、成長が緩やかになり、全体としてのROIを気にするので、ハイプレイヤー数人に売ってきてもらうことよりも、ロープレイヤーをいかに生み出さないか?という観点が重要になります。
そのため、企業としてのお金の落とし所は、ハイプレイヤーにインセンティブで報いるよりもローを動かすことを視野に入れた、全体最適のインセンティブ設計になっていきます。
そうするとガンガンやりたい営業からしたら、あまり経済的には美味しい話ではないですよね。
これはあくまで一例ですが、企業のライフサイクルや従業員規模などで、企業がとる人的施策などは変わっていくものです。
「昔の方が良かった」
「なんであいつが管理職に」
なんて思う人も、もしかしたらいるかもしれませんが、『企業としてのフェースが変わったのかもしれない』このように考えてみたらどうでしょうか?
そして、人生100年時代、私は20.30.いや40代以降も、創業・成長期のフェーズに足を踏み入れてみる、それが当たり前になる社会になっていってほしいなと思います。