『世代、そして生まれた年』

ボーダーライン人生について

色々考え、最初に何を書こうか悩んだ時に

「生まれた年、からしてそうじゃないか」

と気付いて笑ってしまった……


1981年。

私はこの世に生まれた。

1970年代が終わって間もないこの年。

元号でいうと『昭和56年』

そう、私は、元号が2回変わるのを

経験する事が出来た世代でもある。

しかも、昭和から平成に変わった時

全ては覚えてないものの

亡き小渕さん(当時官房長官)が

『平成』と書かれた色紙を出している中継を

私は覚えている。小学校1年生だった。

余談だが、4つ下の人(昭和60年代)に

覚えているか聞いたら、記憶にないとのこと。

『あぁ、個人差あれど、元号の変化を

認識出来たか出来ないかの境目なのかな』

昭和56年(1981年)生まれ……。

バブルに沸いたのも、壊れて

何かが変わっていってる

それも肌で感じて育った。

きらびやかだったお祭りの飾りは段々減り

輝きを失っていき

周りの雰囲気も悪くなっていく。

最初から悪いなら諦められるが

よかった物が悪化していくのを体感する。

これ程、辛いものはない。


世代の話になると、よく

『ゆとり世代』があがるが

私からしたら下の世代になる。

でも、『ロスジェネ世代』と言われると

なんか、違う気もするが普段はめんどくさいのと

ネーミングのかっこよさから名乗ってはいる。

『氷河期世代』こちらの方がまだしっくりくる。

1つ上の年の方々は、新卒就職内定率

過去最低記録だったとネット検索で知った。

確かに、新卒就活を経験した同級生は

かなりの苦戦を強いられたようだ。

Facebookに

『そこしかなかったからやり始めた仕事』

という記載する同級生が多い。

とはいえ、実は私の場合、これまた違和感。

専門学校中退、高卒……。

新卒と言われる就職活動を経験してない。

(そのままフリーターになった)

ゆとり教育に移行する雰囲気も

なんとなく感じながら過ごしてもいた。

土曜日。午前中だけ登校も

私たち世代が最後の経験者ではないかな。

すぐ下は途中から変わった世代。

まあそれは、それで別だと思うけど。


阪神・淡路大震災を経験したのが、中1。

世界同時多発テロが起きたのが20歳。


ちょうど、認識の境目でもあるのでは?

私は、そう思う。


でも、逆に思った。

『私たち、レアじゃね?』

つらいこと多い今。

開き直らないと。やっていけなくない?

皆さんはともかく

私は、そう思いながら生きている。


日本の片隅で、今日も

ボーダーライン人生を謳歌しよう。