その空の先にあなたは何を見るか
今日の一節
その空の先にあなたは何を見るか
その空とは一体どんな空を指すのでしょうか。
人によってその空はきっと違う。
朝焼けの人もいれば夕焼けの人もいる。
積乱雲を思い浮かべる人もいれば、うろこ雲を思い浮かべる人もいる。
雨が降っている空だって、雲に覆われた空だって、雷が鳴り響く空だって、雪が降る空だって空であることには変わりはなくて、頭上を見上げればいつもそこにある。
どんな空を思い浮かべたって、いいんです。
それをそのまま大切にしたい。
その先に見つめるもの。
それは一体なんなのでしょうか。
空を見上げた時に思うこと。それは一体なんなのでしょうか。
希望?絶望?
夢?現実?
過去?未来?
私?他者?
意思を持って見つめるその瞳は何を見ていたとしても美しいんじゃないか。
決意を宿したその瞳はその空に何を見るのだろうか。
いつもそばにある空だけれど、一人一人また、状況に応じてそこに投影するものは変わってくる。
それは当たり前と言われれば当たり前なのかもしれない。だけど、そんな当たり前を見つめ直すことがもしかしたら明日を生きる上で大切になったりするんじゃないかと思うのです。
その空に何を見たとしてにも誰にも否定はできない。
何を投影したとしてもいい。
そして他者の見たもの、決意も受け止められる器を持っていたい。
受け入れることは時に無理であったりするけれど、受け止めることはできると思うのです。
そんな優しさの一つの形を大切にできたのならと願います。