アメリカ移住と英語習得について

最近若い人たちの間で、海外で働きたい人たちが増え, 特にアメリカは移住先として一番希望者が多いそうで、正直驚きました。以前は学生や駐在のため来られる方が多かったのですが、このところかなり減った印象があるので、アメリカは人気がなくなったのかと思ってました。ただ留学生が減ったからといって移住希望者が減ったわけではなかったのですね。

そして移住希望の大きな理由は、日本の賃金が安いからだそうです。そういえば、アメリカにはないですが、オーストラリアやカナダなどではワーキングホリデーと呼ばれる制度があって、日本人も現地で最長2年働けるそうですが、最近のワーホリ希望者はお金を稼ぐことを優先して、なんと経済的に行き詰まるとホームレスの炊き出しの列にならんでる人もいると聞きました。日本から海外に出稼ぎにいく時代になったんですね。

アメリカはワーホリはないですが、成人した人が短期間ではなく、長期間の滞在や永住を目指してるなら、日本を出る前にとにかく英語だけは話せるようにしておくのが必須と思えます。駐在は会社の後ろだてがありますが、移住は違います。英語力とは英検のスコアとか日本的な物差しでなく、ネイティブの人たちと問題なくコミュニケーションをとれる会話力です。

私個人の意見ですが、アメリカは、特に成人を過ぎてから英語を勉強しに行くのは向いてない国です。アメリカには英語のうまくない移民が都市部には結構いますし、大抵が労働者か移民相手のビジネスをしています。永住者としていく場合、アメリカ人には競争相手ですので、その人のうまくない英語を辛抱強く聞いたりする余裕がなく、嫌な思いをするかもしれません。できたら、日本にいるうちに英語圏の友達を作ったり、今ならネットで会話の練習ができますが、とにかくありとあらゆる方法で自分で納得できるレベルの英語力を養い、アメリカ人とのコミュニケーションに慣れてから移住するのをおすすめします。

会話力がないと、最近は世界的な傾向で反移民の感情を持っている人たちもいますし、風当たりが強くなります。移住者といっても、野球選手のように通訳コーディネーターを雇える人なら別ですが、そうでないと諸々の雑事を自分でしないといけないですから。英語ができるという自信があれば、何よりも現地でのストレスがかなり違います。日本人は他の国の移民のように政情が不安定な国から着の身着のままで逃げてきたわけではなく、長期移住者は自分の意思で日本を出るのでなおさらのこと、事前に英語習得を目指し、何があっても動じない気力で移住をされるのがベストと思います。





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