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アメリカ在住、半世紀近くなりました。中西部の暮らしで、日々思うことを綴っていきます。ど…

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アメリカ在住、半世紀近くなりました。中西部の暮らしで、日々思うことを綴っていきます。どうぞよろしく。

最近の記事

アメリカ移住と英語習得について

最近若い人たちの間で、海外で働きたい人たちが増え, 特にアメリカは移住先として一番希望者が多いそうで、正直驚きました。以前は学生や駐在のため来られる方が多かったのですが、このところかなり減った印象があるので、アメリカは人気がなくなったのかと思ってました。ただ留学生が減ったからといって移住希望者が減ったわけではなかったのですね。 そして移住希望の大きな理由は、日本の賃金が安いからだそうです。そういえば、アメリカにはないですが、オーストラリアやカナダなどではワーキングホリデーと

    • 海外でのメンタルヘルスケア

      このところ日本では海外移住が人気だそうで、希望している人の半数が永住を望んでいると言う統計を見ました。しかし実際にいくと、日本との違いに適応障害になる方たちもいますし、成人過ぎてからの移住は課題もあるようです。 現地の言葉が不自由な場合、頼るのは地元の日本人たちになるかも知れませんが、ここで一言言いたいのは、どうかカモにならないように、利用されないように 気を付けて、ということです もちろん、宗教心や善意で他人を助けようとする人たちもいますが、そうでない人もいるのです。日本

      • 神を見る人たち

        私はクリスチャンで聖書をよく読むんですが、有名なところでは、イエスキリストが言われたどういう人たちが幸いかという箇所がありますね。今日はその一部からシェアしたいと思います。 マタイ書5章に、心の清い人は幸いだ、その人は神を見るであろう、と書かれているのですが、(聖書がない方はググると出てきます。マタイ書は新約聖書の最初です。) 心が清いってなんでしょうね。人間は24時間のあいだに色々考えますし、良いこともよくないこともある。いつも清い心でいられるかというと、そうでもありませ

        • 「小説ユーミン」にみる1960~70年代

          「すべてのことはメッセージ、小説ユーミン」を読みました。そして気がついたのは、ユーミンは1960年代から70年代の産物だったということです。 ユーミンは老舗の呉服屋の娘さんで、中学から私立校に通っていたお嬢さん育ちでしたが、それを表に出して何が悪い、と開き直った、フォーク系の人たちとはある意味対立した人でした。60年代の頃は、いわゆる「お嬢さん」は世間知らず、と言うステレオタイプでみられており、70年代はじめは、まだフォーク系の勢力が強かったですし、お嬢さんブームのずっと前

        アメリカ移住と英語習得について

          江國香織という作家

          先日、随分と久しぶりに懐かしい本を倉庫から引っ張り出しました。江國香織ヴァラエティという本です。20年以上も前に出された、若い頃の江國さんの魅力がつまった本、というか雑誌です。 私が江國さんの本と出会ったのも20年以上前で、母が他界した秋のある日、地元の駅前にあった木造の古びた本屋に偶然立ち寄った日でした。引き戸をがらがら開けると、薄暗い店内は静かで、晴れ渡った外とは別世界。文庫本のセクションで見かけた都の子、という本がなぜか気になりページをめくってみると、紅茶のことが書い

          江國香織という作家