キャッチコピーと一言コメントで映画を紹介 part2
2016年は、シナリオ/カメラワーク/演出を軸に、
映画を一から勉強しようという理念の元、
一年間で100本近くの映画を鑑賞しました。
この記事では、2016年に私が鑑賞した映画(≠2016年公開されたもの)を、
私的キャッチコピーと一言コメントと共に、数回に渡ってご紹介。
()は制作国と上映時間。
年末年始の時間、休暇期間中、普段の映画鑑賞のご参考になれば。
*キャッチコピーは、ターゲットとか小難しい理論があるのはわかっている前提で、ここでは私のインスピレーションをもとにキャッチコピーをつけました。
part1に引き続きpart2です。
たみおのしあわせ(日本・118分)
私的キャッチコピー:「大人の小さな間違い、笑ってもいいじゃない」
一言コメント:ドラマ「時効警察」ファンとして鑑賞。麻生久美子大好き、忌野清志郎さんの在りし姿、くすっと笑えるシュールな笑い、そして「勝手にしやがれ」の音楽。結婚式場でこの映画を流したいのは僕だけか。鑑賞は、日曜日の夕方くらいに是非。
コングレス未来学会議(イスラエルやドイツなど・122分)
私的キャッチコピー:「こちらとあちら。わたし好みの色でできている」
一言コメント:実写とアニメの融合した作品。絵のタッチが独特なので、嫌悪する人はいるだろう。私たちが描く未来が、白と黒のモノトーンな世界でないことを願うと同時に、自分自身の足元を眺めたくなる作品。鑑賞は、土曜日の夜更し最中の時間に是非。
国際市場で逢いましょう(韓国・127分)
私的キャッチコピー:「時代に引き裂かれても、引き裂かれないものがある」
一言コメント:泣ける感じの映画であるとは意識していても、無理せず号泣してしまう作品。時代に翻弄され続けた一つの家族の歴史を描く作品。韓国にある「家族」と「父性主義」を強く意識させられる作品。鑑賞は、泣きたいな~というときに是非。
6才のボクが、大人になるまで(日本・165分)
私的キャッチコピー:「過去にあったことすべて、本物」
一言コメント:リチャード・リンクレイター監督と言えば、ビフォアシリーズ。少し癖のあるイーサン・ホークも大好物。音楽挿入センスも私好み。カメラワークもいちいちうまい。165分という長尺と思えない作品。本気で観ると、結構つらかったりする。鑑賞は、休みの日の午前中に。
エリン・ブロコビッチ(アメリカ・131分)
私的キャッチコピー:「わたしが、わたしを、見ないといけない」
一言コメント:市民のために大企業と闘った実話に基づくお話。ヴェロニカ・ゲリンを思い出した。今もなお、大企業による搾取が平然と行わる中で、この映画が作られた時代からどれだけ私たちは変われたのか。鑑賞は、一人で平日の夜に。
シュガー・ラッシュ(アメリカ・101分)
私的キャッチコピー:「ほんとうのヒーローを探す旅」
一言コメント:象徴をうまく使ったアニメ作品。憎いくらいにメタファーの使い方がうまい。これこそ、難しいことをシンプルにうまく伝えている事例だろう。鑑賞は、家族と是非。
イブの時間 劇場版(日本・106分)
私的キャッチコピー:「離れていったのは、僕の方かもしれない」
一言コメント:今年度大ヒットした「君の名」はと同じくらい評価されるべきアニメ作品。ロボットと人間の心のふれあいを通じて、私たちが知らぬ間にひいてしまっている「線」とは何かを考えさせられる作品。鑑賞は、暗い部屋で一人で是非。
ラスト5イヤーズ(アメリカ・94分)
私的キャッチコピー:「悲しみの歌は歌いたくない」
一言コメント:ブロードウェイの代表作品を映像化したもの。個人的には珍しく落とし込めず、舞台で観たいと思わせる作品。男女のすれ違いを描いているが、映像と舞台の境界をありありと見せつけられたそんな気がした。鑑賞は、ブロードウェイで。
フレンチアルプスで起きたこと(スウェーデン・118分)
私的キャッチコピー:「この世界で最も恐ろしいもの。パートナーの恨み。」
一言コメント:ホラーじゃないけれども、怖い怖い作品。パートナーと観るのはおすすめしない、本当に。僕自身、何か起こるとパートナーから過去のことを全部追及された経験がよくあり、観ていると自分が責められているような気がする映画。北欧映画、怖いけど、人間模様が忠実。鑑賞は、あえてパートナーもしくは以前のパートナーと。
劇場版 神戸在住(日本・97分)
私的キャッチコピー:「私の知っている神戸と、知らない神戸」
一言コメント:阪神大震災を知らない女子大生のお話。僕は、藤本泉さんがご出演されているから、そして僕自身が阪神大震災の経験者であったという理由で鑑賞。震災映画は「その街のこども」を代表に、良い映画がたくさんあるけれども、本作は震災に限らず「知らない」ということとどう向き合うかを示してくれる作品か。鑑賞は、神戸の街で。
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