NO MORE 人生泥棒

映画監督、イベンター、コンサル、マネージャーの仕事をしています。自他共に、どうやって生きているかわからない人。 文章での表現力鍛錬のためにnoteをやっています。目標:1本/週。

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マガジン

  • ヨクカンガエルトナンカオカシイ

    よくよく考えるとおかしいぞ、という事柄(言葉や態度)について綴ります。

  • ヒビノギモン

    しょうもないけれども、考えるに値するとおもったことをつづります。

  • エイガレビュー

    映画レビューのためのマガジン。作品の出来を語るのではなく、物語から見えるもの考えたものを綴ります。

最近の記事

オンナノコにわかってほしい、オトコノコのこと。

ネットで記事を読んでいると、必ず目にする記事。 タイトルは、たいていこんな感じだ。 「彼氏にわかってほしい〇〇のこと」 似たような記事もたくさんあるし、正直書かれている内容も そこまで踏み込んだものではないなー、といつも感じている。 どれくらい踏み込んでほしいかというと、 「一緒に住み始めたときは、消臭のためにトイレにマッチを常備しよう」 「横モレが気になるあなたが、ベッドの上で彼氏を上手にいなすコツ」 的な、生きる上で必要不可欠な、 本来ひた隠しにすべきじゃないも

    • 甥っ子の甘え声を愛おしいと思えなかった僕の話。

      僕は4人兄弟の末っ子なのだけれども、 姉には甥と姪がいる。 長期休暇には、姉の帰省と共に、 甥と姪が実家にやってくる。 年末年始のような長期休暇には、 「小さなひと」たちと時間を共有する。 今日は、その時間から考えたことのお話。 自分でも異常だと思うくらいに、 姪っ子を溺愛している自負がある。 (なんの自負かよくわからないけれども) 一方で、甥っ子は昨年生まれ、ようやく1歳を迎える。 要するに、彼と共有した時間はまだ少なく、 思い出もまだまだ少ない訳だ。 今回、年末

      • 【今年出会ったおススメ本とか漫画とかドラマとか】

        ‐雑誌‐ 漫才BRUTUS(2016年11月発売) 個人的には、過去のM1出場者のネタの台本(文字お越ししたもの)が面白かった。仕事の関係で、お笑い(芸人)の方とご縁を頂くようになって、彼(女)らの一瞬のために積み上げる日々の練習や姿勢は、非常に勉強になり、その想いが強かったせいか本企画は非常に面白かった。 ‐漫画‐ 『さびしすぎてレズ風俗行きましたレポ』(永田カビ) 何をしてもうまくいかない主人公が、実際にレズ風俗に行った実話。裸になっても心は裸になれず、レズ風俗で

        • キャッチコピーと一言コメントで映画を紹介 part3

          2016年は、シナリオ/カメラワーク/演出を軸に、 映画を一から勉強しようという理念の元、 一年間で100本近くの映画を鑑賞しました。 この記事では、2016年に私が鑑賞した映画(≠2016年公開されたもの)を、私的キャッチコピーと一言コメントと共に、数回に渡ってご紹介。 ()は制作国と上映時間。 年末年始の時間、休暇期間中、普段の映画鑑賞のご参考になれば。 *キャッチコピーは、ターゲットとか小難しい理論があるのはわかっている前提で、ここでは私のインスピレーションをもとに

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        記事

          キャッチコピーと一言コメントで映画を紹介 part2

          2016年は、シナリオ/カメラワーク/演出を軸に、 映画を一から勉強しようという理念の元、 一年間で100本近くの映画を鑑賞しました。 この記事では、2016年に私が鑑賞した映画(≠2016年公開されたもの)を、 私的キャッチコピーと一言コメントと共に、数回に渡ってご紹介。 ()は制作国と上映時間。 年末年始の時間、休暇期間中、普段の映画鑑賞のご参考になれば。 *キャッチコピーは、ターゲットとか小難しい理論があるのはわかっている前提で、ここでは私のインスピレーションをもと

          キャッチコピーと一言コメントで映画を紹介 part2

          キャッチコピーと一言コメントで映画を紹介 part1

          2016年は、シナリオ/カメラワーク/演出を軸に、 映画を一から勉強しようという理念の元、 一年間で100本近くの映画を鑑賞しました。 この記事では、2016年に私が鑑賞した映画(≠2016年公開されたもの)を、 私的キャッチコピーと一言コメントと共に、数回に渡ってご紹介。 ()は制作国と上映時間。 年末年始の時間、休暇期間中、普段の映画鑑賞のご参考になれば。 *キャッチコピーは、ターゲットとか小難しい理論があるのはわかっている前提で、ここでは私のインスピレーションをもと

          キャッチコピーと一言コメントで映画を紹介 part1

          胎盤に興味がわいた、ぼくのはなし。

          僕が傾倒してやまない、日本を代表するアナキスト大杉栄は 子煩悩な父親であったと言われている。 今風にいうと、「イクメン」であったのは間違いない。 ただ、僕は未だに「イクメン」という言葉に違和感がある。 どれくらい違和感があるかというと、 「家族サービス」という言葉くらいに違和感がある。 「イクメン」という言葉が出来上がるまでの背景や、 そういう「ことば」をつくることで大きな流れが生まれること。 そして、そういったムーブメントを起こさざるを得ない現状。 わかっているつも

          胎盤に興味がわいた、ぼくのはなし。

          「昼下がりの団地妻」についての論考

          ことの発端はこうだ。 「借りたはずのないDVDがレシートに書かれている…」 友人がSNSのタイムラインで、 レシートの写真と共にそんな投稿をしていた。 まあよくある話だし、 恐らく店員さんが間違って違うレシートを渡したのだろうと思う。 まあ、それはいい。でも僕はあることに違和感を感じた。 「昼下がりの団地妻〇△×□」 そう、その作品名だ。 そして、そのタイトルが付けられた作品が流通しているということに。 違和感はどこからやってきたのかは結構大切なので、 後述すると

          「昼下がりの団地妻」についての論考

          ロハス女子のカバンの中にあるもの

          どういう訳か、 僕の周りには「ロハス女子」が多い。 「ロハス女子?」 と思った方のために、僕なりに説明してみよう。 (あくまでも私的な考えですので…) ロハス女子 (NO MORE 人生泥棒 辞典より) 無性に、オーガニックな商品が好き。インスタグラムの大半は、オーガニックな食べ物写真。時折、都内にて開催されている、青空マーケットやファーマーズマーケットなどの写真をアップ。お酒はほどほどに飲む程度だが、おしゃれなラベルのお酒をコンビニでは買おうとする。無印良品などの白を基

          ロハス女子のカバンの中にあるもの

          指定席なのに並ぶ人

          自営業をしている僕だけれども、 何かと飛行機を使う機会が多い。 (新幹線で行ける距離でも、飛行機を使う。その理由はいずれどこかで。) 飛行場に行って、手荷物検査を終える。 搭乗までしばし自分なりの時間を過ごす。 そして、いざ飛行機へ搭乗となる。 ここで、いつも「あれれ?」な光景が広がっている。 搭乗ゲートに人が並んでいるのだ。 僕はいつもわからなくなる。 確か、ここは日本の航空会社だし、ましてや国内線だ。 どこかに経由して目的地にいったり、 自分の席が見知らぬ人に

          指定席なのに並ぶ人

          「全然、いいですよ」

          えっと、はじめに言っておくと、 「全然、いいですよ」という言葉を国語的に批判する気は、ありません。 僕は、 「全然、いいですよ」という言葉の裏に隠された感情に注目する。 みんながみんなそうではないと思うけれども、 この言葉を使う人、本当はやりたくないという気持ちが含まれているような、 気がしてならない。 (ケース1) A:「B、これやってもらっていいかな?」 B:「あ、はい!」 A:「わるいね・・・!」 B:「全然、いいですよ」 えっと、「いいですよ」「大丈夫ですよ」

          「全然、いいですよ」

          結婚の報告って必要?

          結論から言うと、結婚の報告は必要だと思っている。 ただし、この問いには前提がある。 二人を取り持った、いわゆる仲人(的)な人に 結婚の報告は必要か?という前提である。 別に僕は仲人協会のメンバーでもないが、 自分が意図せず引き合わせた二人が婚姻関係を結ぶという ことを、結構よく経験する。 で、いまのところ報告してくれるのは20%くらいだ。 (あくまでも印象論) そして、報告がなかった相手に対して、 「?」となる。 僕がよく理解できない点は以下の通りだ。 そもそも、

          結婚の報告って必要?

          「そして父になる」(2013)

          (あらすじ) 息子を取り違えられた家族。血のつながりか、共に過ごした時間か。 突きつけられる慟哭の選択 -公式サイトよび抜粋 色々な人、むしろお子さんを持つ多くの方からおススメされたので、 パートナーと一緒に鑑賞。一言でいうと、「さすが是枝監督!」と唸ってしまった作品。 主演は福山雅治さん、尾野真千子さん、真木よう子さん、リリーフランキーさんという演者。各演者さんの代表作と言えば、福山さんは「真夏の方程式」(東野圭吾原作映画)、尾野真千子さんといえば河瀨監督の「萌の朱

          「そして父になる」(2013)

          『百円の恋』(2014)

          そういえば、安藤サクラさんは「かぞくのくに」で演じていた。 在日家庭の末っ子というポジション。演技に完全に惚れ込んだ。 そして、彼女の演技みたさに『百円の恋』を鑑賞。 (あらすじ) 32歳の一子(安藤サクラ)は実家にひきこもり、 自堕落な日々を送っていた。 ある日離婚し、子連れで実家に帰ってきた妹の二三子と同居をはじめるが折り合いが悪くなり、しょうがなく家を出て一人暮らしを始める。夜な夜な買い食いしていた百円ショップで深夜労働にありつくが、そこは底辺の人間たちの巣窟だ

          『百円の恋』(2014)

          今度は愛妻家(2010)

          行定監督の世界観には毎度圧倒される。 ということで、未鑑賞状態だった『今度は愛妻家』を鑑賞。 行定監督の世界観はいつも特別だと感じる。 なにが特別って、彼が画面の中に醸し出す光の世界。 好き嫌いが分かれるかもしれないが、僕にとっては大好物。 そして毎度といってよいほどに、人の「死」というテーマから、疑問符を投げかけて終わるという映画が多いように僕は感じている。 (あらすじ) 夫である俊介の世話を甲斐甲斐しく焼き、 明朗に振舞っていた妻のさくらは、夫から酷いことばを投げつ

          今度は愛妻家(2010)