キャッチコピーと一言コメントで映画を紹介 part3

2016年は、シナリオ/カメラワーク/演出を軸に、
映画を一から勉強しようという理念の元、
一年間で100本近くの映画を鑑賞しました。

この記事では、2016年に私が鑑賞した映画(≠2016年公開されたもの)を、私的キャッチコピーと一言コメントと共に、数回に渡ってご紹介。
()は制作国と上映時間。
年末年始の時間、休暇期間中、普段の映画鑑賞のご参考になれば。

*キャッチコピーは、ターゲットとか小難しい理論があるのはわかっている前提で、ここでは私のインスピレーションをもとにキャッチコピーをつけました。

part2に引き続きpart3です。

マイ・インターン(アメリカ・121分)

私的キャッチコピー:「あたたかさを、忘れてしまったあなたへ。」
一言コメント:「プラダを着た悪魔」の制作陣による本作。アン・ハサウェイ主演、主人公は日本でいうとZOZO TOWNのような会社の社長。定年後の男性がインターンとしてやってくるというお話。設定は流石。たとえば、本当の便利さは、「便利」の対極の概念にあるのかもしれない。

ジュラシック・ワールド(アメリカ・125分)

私的キャッチコピー:「このハナシ、映画のハナシじゃない。」
一言コメント:シリーズ3作目。2作目から随分と時間が経過したので、結構楽しみにしていた。この世界観、ずっとずっと先の話だと幼少期に思っていたけれども、いやそんなことはない。作ろうと思えばすぐに出来上がるし、恐竜をメタファーにやはり現代を象徴していると思うのだけれども。

モテキ(日本・118分)

私的キャッチコピー:「こじらせ系男子、こじらせ系との決別。」
一言コメント:長澤まさみさんも、麻生久美子さんも、仲里依紗さんも、真木よう子さんもすべて、タイプだよ。(主人公風に)えっ、聞いてないって?待て待て、俺、期待するな~。うわぁ、こいつ一人で妄想しているよ、きも~っとか言われるんだろうな~。エンドロールは、作り手の魂を感じるぞ。

ダイバージェントNEO(アメリカ・119分)

私的キャッチコピー:「自分以外の人、赤の他人。」
一言コメント:シリーズ2作目。一応2作目で終了かな。アメリカで大ヒットしたそうだけれども、アメリカにいなかったのでわからない。2016年見た、SFの中では「メイズランナー」と同様に好き。

腑抜けども、悲しみの愛を見せろ(日本・112分)

私的キャッチコピー:「悪いのは、私じゃないんだから。」
一言コメント:佐藤江梨子さんの、なんともいえないあの雰囲気。監督はあえてそうした演技をする人を選んだのかどうかわからないが、もうはまり役。非常に救いようのない作品だけれども、だからこそ救いを感じる作品。佐津川愛美さんも、名演技。演出とカメラワークの演技、勉強になりました。

もらとりあむタマ子(日本・78分)

私的キャッチコピー:「何もしていない私が、何かしたいと考えたとき。」
一言コメント:前田のあっちゃんは、イニシエーションラブからおぉと思っていたけれども、それよりさらに古い作品。AKBの人なんかじゃなく、すっかり大女優様。高畑充希さんと仲良しというのも納得。山下監督も好きだし、音楽は今流行りの星野源ちゃんだったりする。あ、しっかり見ないと眠たくなるのでご注意を。

レッド・ファミリー(韓国・99分)

私的キャッチコピー:「最後に残るのは、国か。それとも、私か。」
一言コメント:韓国の鬼才、キム・ギドク脚本。幸せになりたい、自治問題を考えたい、予告を観て笑いたいと思っているみなさまにはおすすめできない作品。個人的には、これくらいのリアリティが映画の出せる技だと思っているけれども、一人で、夜に観ることをお勧めします。

桐島、部活やめるってよ(日本・103分)

私的キャッチコピー:「わかりやすさを求める人、鑑賞おすすめしないってよ。」
一言コメント:キャッチコピーにすべて思いは詰め込んでいます。「で、最後はどうなったの?」と思った人、映画警察に連行されてください。さようなら。

純喫茶磯辺(日本・113分)

私的キャッチコピー:「ダサいことが、案外、愛おしかったりする。」
一言コメント:仲里依紗さんと宮迫さん、そして麻生久美子さん。こういうある出来事、いうなればあまり大きなことじゃないけれども当事者にとっては少し事件をフォーカスして、脚本に書き下ろして、丁寧に伝えることができる作品こそ邦画かなと思ったり。僕は、この作品で邦画のチカラを感じた。

明日やること ゴミ出し 愛想笑い 恋愛。(日本・92分)

私的キャッチコピー:「ブラックな職場と、ホワイトな私が、グレーになるまで。」
一言コメント:テレビ局を志望している方、そういった業界を志望されている方はご覧くださいませ。あ、谷村美月さんファンにはおすすめ。ただし、気になるのは、吉本工業さんはなぜカメラワークがあのように…。

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