ビジコンまとめ ~高校生ビジネスプラン・グランプリ編~
こんにちは。起業ライダーマモルです。
”学生だけど起業できますか?”という質問をチャットボットでいただくことがしばしばある。しかも最近はその質問を受けることが増えている。
答えはもちろん”Yes”だ。学生だからこそ、起業して得られるメリットは多い。
そんな学生起業を考えるみなさんに、日本政策金融公庫が主催する高校生ビジネスプラン・グランプリを紹介したい。毎年3000を超える高校生のビジネスプランの中からグランプリを決める学生起業の一大イベントだ。
今日は日本政策金融公庫 国民生活事業本部 創業支援部 ベンチャー支援グループ「高校生ビジネスプラン・グランプリ」運営事務局の半田さんにグランプリの概要・ねらい、主催者の思いを伺った。
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日本政策金融公庫について
マモル:初めまして。今日はよろしくお願いいたします。最初に、日本政策金融公庫(以下、日本公庫)についてご紹介をお願いします。
日本政策金融公庫 国民生活事業本部 創業支援部 ベンチャー支援グループ 半田さん(以下、所属略):日本公庫は、一般の金融機関が行う金融を補完し、事業者の資金調達を支援するとともに、大規模災害、感染症等に対処するための緊急融資等を行っています。
マモル:創業支援についてはどうでしょうか?
半田さん:創業支援も力を入れている分野です。創業者は営業実績が少ない乏しいなどの理由により資金調達が困難な場合が少なくありません。
日本公庫は制作金融機関として、創業企業にも積極的に融資を行っています。また、創業に向けた情報提供や相談業務に取り組んでおり、高校生ビジネスプラン・グランプリもその一環として実施しています。
高校生ビジネスプラン・グランプリについて
マモル:高校生ビジネスプラン・グランプリについて教えてください。
半田さん:高校生ビジネスプラン・グランプリは若年層の創業マインドの向上を図るため、2013年より実施しているイベントで。昨年度の第8回は新型コロナウイルス感染症の影響で中止となりましたが、本年度で9回目になります。
ビジネスプラン作成を通じ、自ら考え、行動する力を養っていただくことなどを狙いとしています。
マモル:毎年、どのくらいの方が参加されているのでしょうか?
半田さん:年々参加者、参加校は増加しており、直近の第7回では応募プラン総数3808件、参加校数409校からの応募がありました。また、事業計画を作成するサポートの出張授業は353校で実施しています。
年々参加校は増加しており、直近の第7回では応募プラン総数3,808件、参加校数409校からの応募がありました。また、ビジネスプランの作成をサポートする出張授業は353校で実施しました。
マモル:それはすごい!
半田さん:全国の日本公庫の職員が、地域にある高校にグランプリの趣旨・目的を地道に紹介して回り、グランプリを知っていただいた結果だと思っています。
マモル:過去の参加者の方で実際に起業された方はいますか?
半田さん:はい。すでに社会人となって、実際に起業家として活躍されている方も出てきています。例えば、いま、株式会社タイミーのCEOとして活躍されている小川嶺さんは、第3回のグランプリに参加していました。
小川嶺さんについてはコチラ
タイミーについて詳しくはコチラ
グランプリのおススメポイント
マモル:高校生ビジネスプラン・グランプリのおススメポイントを教えてください。
半田:ビジネスプランの作成を通じて、学生のみなさんが社会に出て必要とされる能力である、”正解のない問題に対して自ら解決策を考え、行動する力”を得ることができると思っています。
また、ビジネスプラン・グランプリ参加にあたってビジネスプラン作成のためのサポートを受けることができます。
ビジネスアイデアの発想、アイデアの具体化、収支計画、プレゼンテーションなど、各学校のニーズに合わせて出張授業を行うことができますので、自身での学習と併せて活用いただければと思います。
チャレンジしてほしい方について
マモル:特にどのような方に挑戦してみてほしいと思いますか?
半田さん:興味の対象や自分の進路に関わらず、広く高校生のみなさんに挑戦いただきたいと思います。
誰でも日常生活で、”こうしたらいいな、こうなったらいいな”ということを考えたことはあるはずです。それを一歩進めて実現化するための機会になると思います。
マモル:この記事を読んで、興味を持った方はまずどうしたら良いですか?
半田さん:出張授業については、学校を通じてお申し込みいただきますので、まずは通われている学校の先生に相談いただければと思います。
また、もし学校での応募が叶わない場合でも地域の図書館やオンラインでのセミナーも実施しています。夏休みは各地でセミナーを開催していますので、グランプリのホームページをご確認いただければと思います。
挑戦する方へのメッセージ
マモル:最後に、応募を考えている方へのメッセージをお願いします。
半田:みなさん、それぞれに高校生活をエンジョイしている中で、何か一つ本気で取り組むものがほしい、という方のチャレンジをお待ちしています。
これまでの参加者のみなさんからも、挑戦、頑張ったということの証明になった、という感想を多くいただいています。
高校生ビジネスプラン・グランプリへの挑戦という体験は、みなさんにとっての青春の一ページとして、人生の財産の一つになると思います。参加をお待ちしています。
マモル:今日はありがとうございました。
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因みに、複数メンバーでチームを結成する人も、1人でプラン作成からプレゼンテーションまでやり遂げる人も、両方いるそうだ。また、ファイナリストには毎年1人で応募した方が残っているというからすごい。
最後に、高校生ビジネスプラン・グランプリの募集概要について簡単にご紹介したい。
高校生ビジネスプラン・グランプリ募集概要
応募資格
全国の高等学校(中等教育学校後期課程を含む)および高等専門学校(1~3年生のみを対象)の生徒からなるグループまたは個人
募集内容
若者ならではの自由な発想や創造力を活かしたプラン
応募締め切り
WEB応募:2021年9月29日(水)
郵送応募:2021年9月22日(水)
詳しくはコチラ
将来どのようなキャリアを目指すにしても、ビジネスに関わることは間違いない。その世界を一足先に体験するまたとないチャンスだ。
この夏、一歩踏み出してみよう。
~おわり