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本当にあった起業のちょっと怖い話 ~紹介案件の落とし穴
起業のリスクは本業のビジネスから生じるとは限らない。時には思わぬところに落とし穴がひそんでいることだってある。
今日は、本当にあった起業のちょっと怖い話、先輩起業家があやうく大失敗しそうになった経験をシェアしたい。ぜひとも知っておいてほしい話だ。
都心で飲食店を経営する先輩起業家の話だ。
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開店前の話ですが、知人に紹介された資金調達コンサルタントの方と資金調達の交渉を進めていた時に、あやうく大失敗しそうになった怖い経験があります。
開店にあたり当面必要な資金として800万円を調達する相談をしたのですが、”2,000万円は調達できますよ”と半ば強引な形で交渉を進められ、契約書にサインする直前になって手数料率が30%であることが判明しました。
当時は手数料の相場も判らず、でも、さすがに怪しいと感じ、別の専門家に確認してみたところ、はっきり言って法外な水準の手数料であることが分かりました。
私の場合は契約直前に気づくことができたので、最終的にはお断りすることができましたが、その後も何度も連絡が来るなど後味の悪い思いをしました。
自分の勉強不足は大いに反省すべきですが、こうした話は本当に存在します。みなさんも十分に気を付けてください。
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もちろん、資金調達について専門家の支援を仰ぐことは合理的な判断で、世の中のほとんどのコンサルタントの方は熱心で誠実な方だ。
しかし、紹介してくれた者がどんなに信頼できる人でも、その人が紹介した人が同じように信頼できるかはわからない。
どれだけ忙しくても、見積書はかならず複数先から入手しよう。また第三者の意見を聞こう。それらを嫌がるような相手であれば、その人と取引をすることはよくよく慎重になった方がよい。
今回の先輩のように、勇気を出して第三者の意見を聞き、失敗の芽を摘んでいこう。
最後まで読んでくれてどうもありがとう。
■おわり
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起業の相棒、スタンバイ。起業ライダーマモル(中小機構)
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