企業研修の講師になる!|年収1,000万円の募集
起業を決意し『高単価で学歴も資格も関係ない仕事はないか?』と探して出会った「企業研修の講師」という職種。この仕事には、年収1,000万円を超える募集もあります。もちろん、会社員でいる間に準備をしたほうが有利になることは、言うまでもありません。
企業研修の講師に採用された皆さんの実績
運よく「企業研修の講師」になれた私ですが、講師研修期間中に、一緒に講義を受けた方々と話すにつれ、自分と異なる実績をもった方が、たくさんいることに気づきました。
講師研修を一緒に受けたメンバーの経歴
営業職
秘書
派遣の受付嬢
中小企業の部長職
人事部の採用担当
前述の1.~5.をご覧いただいて「企業研修の講師」に求められる基本スキルや経験、実績が、どのようなものか? 見当がつく方は、いらっしゃるでしょうか。
それぞれ職種は異なりますが「企業研修の講師」として採用された、スキルや経験、実績をもっていらっしゃいました。
1.営業職の方がもつ採用された実績
営業職の方が「企業研修の講師」に採用された理由は、担当地区のリーダーだったからだそうです。そして、お客様への電話やメールでのアポイントメントのマナー、対人での名刺交換やミーティングルームでの座る位置、お客様との打合せ時の注意点など、営業職として必要な現場でのマナーが身についていたことが、ポイントだったと判りました。
2.秘書の方がもつ採用された実績
秘書の方が「企業研修の講師」に採用されたのは、言葉遣いやお辞儀の仕方、お客様の応接方法といった基本的なビジネスマナーのスキルをもっていることと、企業の代表者への対応経験、スケジュール管理のスキルなどが、決め手だったそうです。
現場では企業の重役たちのスケジュール調整が一番大変だった、とお話しされていました。
3.派遣の受付嬢の方がもつ採用された実績
派遣社員として受付嬢のお仕事をされていた方が「企業研修の講師」に採用された決め手は、来客に対する失礼のない対応スキルと社内への適切な伝達力、様々な企業の受付を経験していたこと、でした。
就業環境や規則が異なる派遣先の企業、それぞれの現場に対応してきた結果、柔軟さと臨機応変さが備わっていたことも、採用されたポイントだったそうです。
4.中小企業の部長職の方がもつ採用された実績
中小企業の部長職の方が「企業研修の講師」に採用されたのは、マネジメント経験が最大の理由でした。30人近い部下を束ね、新人教育も率先して行っていたそうです。
色々な企業研修の講師募集を見てきましたが、このマネジメント経験は最も大きな採用につながる実績になります。
5.人事部の採用担当者の方がもつ採用された実績
人事部の採用担当者の方が「企業研修の講師」に採用されたポイントは、採用戦略に関わった経験と社内研修の運営役だったこと、だそうです。
副業系のマッチングサイトでも、この採用戦略に関連した案件は頻繁に募集されています。
年収1,000万円を超える実際の募集要項を見てみる!
ここまで、私と一緒に講師研修を受けていた皆さんについて、ご紹介させていただきました。
では、実際の研修講師募集では、どのような経験が条件となっているでしょう? 参考として、年収1,000万円を超える業務委託契約での研修講師・トレーナーを募集されているリクルート マネジメント ソリューションズ様の募集要項をご紹介します。
研修講師・トレーナー募集【募集要項・応募条件】
想定年収
応募条件の他に、注目の想定年収を見てみます。ご覧の通り、年収1,000万円を超えているのが判ります。
通年で安定的に研修講師ができれば、年収1,000万円も夢ではありません。
残念ながら、私の合格した企業研修講師では、そこまで稼げませんでした。
マネジメント経験が必須条件
応募条件をご覧いただくと判りますが、必須条件として「マネジメント経験
またはリーダーやプロジェクトマネジメント経験をお持ちの方」があります。
必ずしも管理職としてのマネジメント経験ではありませんので、社内で発生するプロジェクトなどで、実績づくりを目指しましょう。
まとめ
私と一緒に、講師研修を受けていた皆さんが、合格した決め手となった会社員時代の実績と、研修講師募集の一例として、リクルート マネジメント ソリューションズ様の実際の募集をご紹介しました。
現在、読者の皆さんが、社内でどのような職種、役職に就かれているかは判りません。所属する部門、担当する職務によって、得られる経験は様々だと思います。
今いる環境を活かして、プロジェクトの運営や新人教育などの機会を得て、マネジメント経験という実績を手にできれば、企業研修の講師だけではなく、起業後の案件獲得にも役立つことでしょう。
会社員だからできること。
起業してからでは、会社員としての実績は手に入りませんから……。