娘の結婚式
こんにちは、ぱんだごろごろです。
娘の結婚式ならびに披露宴が、無事終了いたしました。
お天気にも恵まれ、横浜らしいロケーションの会場だっただけに、
本人たちにも、満足の行く結婚式、披露宴だったのではないかと思います。
やれやれ、よかった、よかった。
親の立場としては、一日の終わりには、疲労困憊、
暑さもあって、夫など、脱水症状を起こしていたのではないかと思われるほどでしたが
(着ているものがモーニングで、新婦の父親という立場上、招待客の前で、上着を脱ぐわけにもいきませんから)、
何とか乗り切りました。
私はと言うと、入念に準備を重ねてきただけあって
(シェービングのあと、前日にはネイル、当日は朝から、メイクとヘアセット)、
式の前にリハーサルをするため、礼拝堂脇の部屋で、その日初めて会った娘から、「お母さん、今日の格好、いいね」と合格点をもらうことができました。
私は、タダシ・ショージのロングドレスを着こなすため、2キロ体重を減らしました。
(夕食後にいつも食べていたお菓子を我慢しました)
娘もダイエットをしていたそうで、
その甲斐あって、ウェディングドレスがよく似合い、
はっとするほどきれいに見えました。
これもヘアメイクの魔法のおかげですね。
私たちの時は、神前式でしたから、
結婚式そのものに参列したのは、親族だけでしたが、
娘の結婚式は、結婚式場併設の礼拝堂で行なったため、
招待した方々全員に、お式にも出て頂くことができました。
最近は色々な演出があるようで、
新郎側は、お母さんが息子さんに上着を着せて上げる「ジャケットセレモニー」、
新婦側は、私が娘のベールを下ろす「ベールダウンセレモニー」
というのをしました。
その後、夫に娘を託し、私は礼拝堂の一番前の席に向かいます。
二列目の席には、息子と義母が座っていました。
三列目以降には、ご招待した、娘の親しいお友達の方々が座っています。
夫は割と上手く、堂々と歩き、最後に娘の手を取って、新郎に渡す時も、
間違えることなく、スムーズにやってのけました。
次に夫を褒め称えるときには、このこともリストに入れようと思います。
実は、この式の間が、一番危ない時でした。
やはり、感動するんですね。
夫も私も、人並みに、花嫁の親として振る舞ううちに、
胸にこみ上げてくるものがあるんです。
「生きていればいい」
そう思って、育ててきた娘です。
去年の6月に入籍届を出し、もう名字も変わっている娘ですが、
それでも、目の前に、私と一緒に選んだウエディングドレスを着た娘がいると、
生まれてきた時の嬉しさやら、小児喘息で何度か病院に駆け込んだ時の心配やらを思い出して、
胸に迫ってくるものがあるのです。
泣いたり笑ったり怒ったり、
子どもを育てるって、そういうことですよね。
そんな事やらを思い出すと、
もう何もかも忘れて、泣き出しそうになってしまって。
頑張りました。
「水分に弱いんです」
そう言う、美容師さんの言葉がよみがえりました。
「引っ張ったくらいでは取れませんが、つけまつげは、水に濡れると取れやすいので、注意してください」
つまり、泣いてはいけないということではありませんか。
せっかくつけまつげデビューをしたのです。
初めてのつけまつげの役割を全うさせてあげましょう。
深呼吸しました。
息を吸って吐いて、落ち着いて、落ち着いて。
さあ、娘の晴れ姿をしっかり見なくては。
結婚の儀式が終わると、写真撮影です。
招待客の方々には、礼拝堂の外に出て頂いて、
家族だけで写真を撮ります。
カメラマンの方が、「笑って、笑って」と何度も言うので、
自然に、みんな笑顔になりました。
撮影が終わると、私たちも外に出て、係の方から、手のひらいっぱいの花びらをわたされました。
フラワーシャワーです。
礼拝堂の中から出て来た新郎新婦に、参列者が色とりどりの花びらを振りかけます。
お天気が良いだけに、舞う花びらの美しさと相まって、花嫁がとても美しく、幸せそうに見えました。
その後、披露宴に移りましたが、式場側のまめな演出と気配りで、とても楽しい時を過ごすことができました。
お料理も美味しく、頂くことができました。
各テーブルを回って、娘がこれからも親しくしていただきたいと、心から願っているお友達の皆さまに、夫と二人で、今までのお礼を言うことができました。
娘は、大学時代、混声合唱団に入っていたのですが、余興として、同期のお友達数人と、娘も一緒になって、短い曲を一曲歌いました。
これも素晴らしいものでした。
よく練習してくれたものと、胸がいっぱいになりました。
そして、娘から私への、
花束贈呈。
締め括りは、親族を代表しての、夫の挨拶です。
準備した原稿を読むだけでいいのに、夫の指は震えています。
どうも、この時、夫は脱水状態になっていたようなのです。
初めは貧血だと思っていたようですが、着ている物からくる暑さと、緊張して、水分を摂っていなかったこともあって、まっすぐに立っているのも難しいようでした。
途中から、私が、原稿の読む箇所を指して、夫はつっかえながらも、何とか最後まで読み切りました。
多分、会場にいた人たちは、夫が感動のあまり、上手く読めないのだと思ってくれたことでしょう。
エンディングムービーを見ながら、夫に水を飲ませました。
お開きのあと、新郎新婦と並んで、招待客をお見送りするときには、夫も幾分回復していました。
二人で着替え、新郎側のお母さんと妹さん夫婦に挨拶をし、
フロントでタクシーを呼んで貰って、帰路に就きました。
義母を家まで送り、息子と三人で、我が家に辿り着いたときには、もう夜になっていました。
ああ、疲れた。
でも、良い一日でした。
おめでとう、娘よ。
そして、私と夫にも、
おめでとう。
今日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。
スキ、コメント、フォローのお返しが遅れておりますが、娘の結婚式も終わり、ただいま、順番に取りかかっております。
今しばらくお待ちくださいませ。
*タイトル画像は、椿 -TSUBAKI-さんからお借りしました。
ありがとうございました。