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「気位の高いひと」が苦手な方へ

こんにちは。ぱんだごろごろです。
今日まで、皆様に、気位を高く持つことで、人生に横たわる面倒な問題を解決したり、人生をランクアップさせたりする方法をお届けして来ました。

ただ、ここへ来て、「気位の高いひと」が苦手です、というご意見を頂きました。
嫁ぎ先の義理の両親、並びに親戚一同に至るまで、いやに尊大で、こちらを試すような目で見たり、自慢話を聞かせたあげく、こちらを馬鹿にするような態度を取ったりする、こんな人たちが「気位の高いひと」であるなら、私はああはなりたくありません、というご意見です。

結論から先に言ってしまうと、この方の義理のご両親やご親戚は、本物の「気位の高いひと」たちではありません。偽者です。

では、どうして、これらの方々が、偽者だとわかるのか。
それは、私が今まで述べてきた、「気位の高いひと」の特徴と、これらの方々の特徴が違っているからです。

本物の「気位の高いひと」は、自慢話をしません。
それははしたない行為であると同時に、他人から妬まれるという、危険な行為です。
本当に「気位の高いひと」は、しっかりとした自尊心を持っていますから、いたずらに自分を危険にさらすようなことはしないのです。

同じように、本物の「気位の高いひと」は、決して、他人を見下す、ということをしません。それがどんなに危険な行為であるか、どんなに馬鹿げた行為であるかを、ちゃんと知っているからです。
親も子供に教えますし、相手の身になって考えてごらん、という祖父母からのアドバイスを忘れることはありません。小学生の頃、ちょっとしたトラブルから、友だちと仲違いするところだった、という経験は、大人になっても、決してうぬぼれたり、思い上がったりすることのない、人物を作り上げます。
それこそが、本物の、「気位の高いひと」なのです。

「気位の高いひと」は、礼儀正しく、愛想が良く、いつもにこやかで、気分にむらがなく、誰にでも挨拶を欠かしません。そして、噂話の中には入りません。
それらはすべて、自分の身を守るためなのです。
健全な自尊心の持ち主である彼らは、トラブルの芽は摘んでしまいますし、トラブルが起こりそうな所には近付きません。

以前にもお話ししましたが、「気位の高いひと」は、基本的に、他人との付き合い方はクールです。
他人のプライバシーには踏み込みませんし、求められなければ、他人にアドバイスはしません。おせっかいはしないのです。

「気位の高いひと」は、自分は自分、他人は他人、という考えをはっきり持っています。気が合ったり、趣味が合ったり、話が合ったりする人たちとは、親しく付き合いますが、それ以外では、積極的に他人と関わることは、滅多にしないのです。
ですから、他人に強制して、自分の言うことを聞かせようとしたり、他人を支配して思うように動かそう、という欲もないのです。
それは無理なことだと知っているからです。

さて、大分ご理解頂けてきたでしょうか?
ここで、偽者の「気位の高いひと」の特徴を上げておきますね。
うぬぼれ屋である。
思い上がっている。
他人にアドバイスをしたがる(自分の意見を押し付けようとする)。
身分や地位、財力、学歴などをひけらかす。
無神経である。
他人のプライバシーに首を突っ込む(相手の内面にまで、ずかずかと入り込んで来る)。

「気位の高いひと」は、思い上がるということがありません。
それがいかにみっともないか、ということを知っているからです。
また、うぬぼれる、ということもありません。
もし、仕事や学業で、良い結果が出せたとしても、自分の能力は、もともと自分の恵まれた境遇や背景から来ていることを、よく知っているからです。
それに、世の中には、自分よりもはるかに素晴らしい人がたくさんいることも、本物の「気位の高いひと」は、よく知っているのです。

まとめます。
「気位の高いひと」が苦手です、という方へ。
あなたが苦手に思っている方々は、偽者の「気位の高いひと」たちです。
本物の「気位の高いひと」と偽者の「気位の高いひと」の違いをよく知って、あなたは本物になって下さいね。

もしかしたら、あなたの影響で、義理のご両親も本物に変わって下さるかもしれませんよ。

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ぱんだごろごろ
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