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今年観たアニメの内容どれだけ覚えてるかな_02 攻殻機動隊シリーズ

●あらすじ
近未来の日本では生身の人間のほか、体の一部/脳以外全てをサイボーグ化する「義体化」を施した人々がいた。内務省のサイバー犯罪対策部署「公安9課」が、犯罪の裏に潜む陰謀や思想を通じて、義体化やそれに伴う社会の変化に揺れる人々の心を見つめる。


●感想
FFさんのおすすめ。総集編と2045シーズン2以外一通り観ました。どのシリーズも大まかな流れは、犯罪が起こる→9課が出動する→犯行動機となる陰謀や思想が判明する→(素子が黒幕と名言フリースタイル)→決着。

履修前に想像していた攻殻機動隊のイメージはハリウッド実写版でした。サイバーパンクな東京で芸者アンドロイド、近代兵器とステルス、ヌルヌルCGロボットの硝煙立ち込めるドンパチって感じ。

シリーズを1周して印象に残ったのは、SFが現代社会に溶け込んでいるさまや「これどうすんの…?」と引き込まれる物騒な導入、9課の終始ユニークでクールな喋り口に目まぐるしい戦闘シーン、そして「これが本当に現実に起こるかもしれない」という後味でした。

移民問題、貴腐老人、ネットを通じた私刑などは現実に沿ったテーマで、単なるアクション作品として片付けられない「現実世界のifルート」を描いているように感じました。観たあとに視聴者が自分で考えを巡らせる作りをしているのも、作品の魅力のひとつかと。

あと印象深いのは光学迷彩が便利すぎるところと毎度バトーの「素子ォーーー!」「トグサァーーー!」で1シーズン完結するところです笑 光学迷彩はサーモや水面の波紋、足跡などで見分けられますが、光学迷彩を使う敵に9課が太刀打ちできないシーンを見てると、人間がいかに目に頼っているか分かりますね。

劇中に「スタンドプレーからなるチームワーク」という言葉が出てきました。おんぶにだっこではなく、各々が役割を全うしてこそチームで結果を出せるというのは、今後の人生においても心がけていこうと思います。

同じ世界線の「東のエデン」は攻殻機動隊の数十年前、「アップルシード」は未来を描いた作品とのこと。「BLAME!」もかな。関連作品も面白いのでぜひ。

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