kibizatou

長く勤務した仕事をリタイアして、さて、どうしよう、、と考えた時、やはりもう一度、仕事したい。 それしかない、、、けれども なかなか思うようにならない年齢の壁。 誰でも歳はとる。仕方ないよね。 京都大好き。植物大好き。日本酒大好き。 見たこと、聞いたこと、面白く書きたいなぁ。

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長く勤務した仕事をリタイアして、さて、どうしよう、、と考えた時、やはりもう一度、仕事したい。 それしかない、、、けれども なかなか思うようにならない年齢の壁。 誰でも歳はとる。仕方ないよね。 京都大好き。植物大好き。日本酒大好き。 見たこと、聞いたこと、面白く書きたいなぁ。

最近の記事

シニアパートの惨めな思い。

花水木の枯葉が舞い散る門構えに、 「×××× university international village 」 と、黒の切り抜き文字で刻まれている 大きなステンレスプレートがある。 それを横目で見ながら、 重い足取りでレンガの階段を昇る。 インターホンを鳴らす。 夜勤のお爺さんが乾いた笑顔で、 「あぁ〜おはようございます」 と出迎えてくれて、 管理人としての仕事が始まる。 歳を重ねてから社会に出て働く、、、とは 大変つらいことである。  とある国籍の、ある

    • シニアパートの見ると聞くとは大違い。

      9月に入り二十四節気では白露にあたる。 白露とは、  夏から秋へと移ろうこの季節のことを あらわしているそうだ。 秋かぁ〜〜 などと優雅な気分どころか、、、、 めちゃくちゃ、暑い毎日が続いている。 その暑いさなか、仕事が決まった(笑) あらら、、、また?働く?どうした? ある私立大学の留学生宿舎の管理である。 「いやぁ、 即戦力としてお仕事していただけますね」と 採用担当の若い男性は、履歴書を見ながら ガハ、ハ、ハ、、と笑いながら言った。 おばあさんは戦力になんか

      • 夏休みと朝顔。

        今年の夏は、特に暑い。 そもそも、夏に弱い私である。 汗かきな上に、蚊に刺されやすい体質だ。 ロクなことはないと常々思っていた、、、、が ここ2年ばかり、その暑さに加えて <夏休み>と言う言葉、いや学校行事が 私を大いに悩ませているのだ。 あなた、 その年齢で夏休みなんて関係ないでしょ、、、と 思われるかもしれないが、 いやいや、めちゃくちゃ関係ある。 何故なら 小学生の孫の世話係を押し付けられてるからだ。 不条理な話である。 だって私はもう、子育ては終わってるのよ

        • カナヅチと浮き輪。

          5年ぶりに整形外科に通っている。 「いやぁ〜レントゲン写真見ても 別段、悪いところはないですねぇ〜」 「なんとも言えませんなぁ〜」 「何か思い当たること、ないですか?」 と、久しぶりに会う先生は白髪が目立ち始めて いたが、相変わらず口調が穏やかで優しい。 思い当たると言えば、 体型の変化。 私の腹周りを侵食している「浮き輪肉」である。 (注; 浮き輪肉とは、腹、背中、腰まわりに付く 体脂肪のことです。) それが影響してるのではないでしょうか、、、 とは、言えなか

          眠れる森の老女(仮)

          私は、結婚式に13回ほど臨席している。 でも、親族や友達、会社の同僚の式に 招かれた訳ではない。 勤務していた大学を定年退職後、 ハローワークで、 たまたま見つけたアルバイト先が ブライダルメイクの会社だった。 たかがアルバイトでも、経験なしのシニアを 採用するだろうか、、、 正直言って、どうでも良かった、、が、 意外なことに、面接日、即日採用となった。 だが、これがクセモノであった。 簡単に採用される仕事は、  一度落ち着いて熟考すべきである。 女社長はきつい

          眠れる森の老女(仮)

          老人ホームへのお誘い。

          えっ? 今、なんて言った? 「もし、お母さんがひとりになったらね、 老人ホームに入ってね、 すごくいいところ、見つけたから」と、 娘に明るく言われた。 それは、まるで FLYING HONUで行くハワイツアーとか、 冬の北欧オーロラ鑑賞ツアーを 私のために計画したかのようなワクワク感を 込めた言い方だった。 でも、私は一度だって考えたこともなく、 私回りの親族も老人ホームとは無縁であった。 だから、いきなり、 娘の口から発せられた「老人ホーム」という ワードに返す言葉

          老人ホームへのお誘い。

          終活と就活。

          職探しを熱心にしていた頃、 ハローワークで職業訓練を受けたことがある。 選んだのは、 「宅地建物取引士講座」である。 講師は、宅建士の資格を持つ若い男性と 社会保険労務士の年配男性のふたりであった。 年配の社労士の男性の方が、このコースを 仕切っているらしく、 「自己紹介を兼ねて趣味もね、 お一人づつ教えて下さい」というので、 私は、、、 趣味は、部屋の模様替え、あと押入れの 掃除と片付けです、、、、と言ったら、、、 社労士のおじさんに、 「ふんっ。押入れの掃除って

          終活と就活。

          71の応募事情。

          もしかして私は、 「求人応募中毒症候群」という病かもしれない。 これが最後、これで最後と言いながら、 またもや、応募してしまった。 前職と全く同じような若者研究員だらけの 大学発ベンチャー企業である。 見事に断られた。バッサリ。 「協議、審議した結果、大変残念ですが、、」 と、書いてあった。 まあ、この結果は想定内だ、、、、。 協議と審議。 協議とは、その方向性を議論する。 審議とは、その結論を議論する。 さすが高学歴。 このふたつの言葉を用いた会社は、 今までで初

          71の応募事情。

          シニアの退職届提出。

          新型コロナウィルス罹患で 退職に追い込まれた私である。 本当は、もう少し働いていたかった。  でも、もう無理だわ、、もうダメ、、と 身体も心も言っている。 だから、 離職票、源泉徴収票、離職票、源泉、、、と うるさく事務員に言った。 ところが、 離職票には1と2があるにも関わらず、 届いたのは、離職票2だけだった。 なんでやねんっ。 コロナの後遺症が、まだまだ私の身体を 蝕んでいて辛かったが、 心はイソイソ、足もとはヨタヨタで ハローワークへ 高年齢求職者給付金の申請

          シニアの退職届提出。

          シニアは見かけに騙される。

          日頃、ミーティングで、 こうでなければいけない、、 ああでなければならない、、と最もなことを 延々と発言されている社長に 3人目となる子供が産まれた。 当然のごとく、スタッフ一同より、お祝いを 送ることになった。 もちろん、パートの私も社員と同じ額の 1000円徴収された。 (こんな時だけ、社員と同じかい) この場合、 社長から内祝いとして 子供の名前にふりがなをつけた熨斗とともに 300円から500円相当の物を、 スタッフ一人ひとりに 渡すのが普通だと思ってたが、、、、

          シニアは見かけに騙される。

          シニア、一矢を報いる。

          私が通う大学の近くに保育園がある。 改めて言うが、大学へ働きに通っている。 決して、大学生ではない(笑) 大学構内を、 保育士さんが、籐のレトロな乳母車に 6人くらいの園児を乗せて 散歩されているところに通りかかった。 乳母車の中で、 キャッキャッと笑っている園児たちも いつか大人になり、社会に出る。 その頃、 私の周りにいる働き盛りの、 ピチピチ、ムチムチ、トゲトゲの若者たちは、 白髪が目立ち始め、シワシワ、モヤモヤの 冴えない初老になっている、、、、、よね。 と

          シニア、一矢を報いる。

          シニアの価値観。

          話は遡る。 私が、 大学の留学生宿舎で 働いていた頃のことである。 そこで、お掃除の仕事をされている女性がいた。 いつも、必ず、ポケットに飴が入っていて、 会う人ごとに「食べる?」と言う、 世にも名高い飴配りおばさんである。 その彼女がある日、 大袋のお菓子を5袋、持って来た。 その5種類のお菓子を一個づつにバラして ひとつの小袋に一種類づつ5個入れたものを、 80袋つくり、留学生にプレゼントする、、、、 (ややこしい) 、、という、とてつもなく、めんどくさいこと

          シニアの価値観。

          社内格差に遭遇。

          高校を卒業してから、 学士4年、修士2年、博士3年以上。 研究員を職業にするための必須学歴だ。 所属する企業や機関で違いがあるらしいが、 大学や、ここの会社では、 博士号取得は絶対であるらしい。 高卒の私とは、えらい違いである。 社内格差とか、銘打ってるけど、 この私の場合、 似て非なるものがある。 学歴格差か雇用格差か、、よく分からない。 まっ、どれでもいいか。大差ない。 彼らと話すと、 学究的なことは、もちろんだが 日常的な些細なことにも詳しい。 さすがです

          社内格差に遭遇。

          パート軍団の秘密。

          パートさんたち、、、と まるで、 十把一絡げのような、言い方、呼び方をされる。 名前で呼んで欲しい。 パートさんと言う名前ではない。 入社した時、パートは私ひとりであった。 それが、 年月を経て、多人数になり そのうねりは、もはや、パート軍団化した。 ある意味、怖い。 パート軍団は、示し合わせて、 お昼休憩は一緒にとり、 ぺちゃくちゃ、ワイワイ、がやがやと 超絶うるさい。 朝の出勤まで待ち合わせてる。 そういう行動をとるから 「パートさんたち」と呼ばれるのだ。

          パート軍団の秘密。

          シニアパートは職場ランチを抜けたい。

          私は10:30から、お昼ごはんを食べている。 はっ?早すぎない? 理由がある。もちろん。  仕事のスケジュールの都合である、、、。 ↑ 嘘っぽい(笑) 毎週月曜日は、昼ミーティングの後、 13:00からスタッフ全員で 食堂へ行き、一緒に食べよーって ことになっていたが、 私は、それが、すごーーーーーーく嫌だった。 いわゆる「職場ランチ」と言われるやつ。 だいたい、いつも中心で話す人は同じ。 周りも、その人に合わせて楽しそうに見える。 見えるだけかもしれない。 私

          シニアパートは職場ランチを抜けたい。

          シニアへの不採用通知。

          ふと、考えた。 60歳で定年退職をしてから どれだけの履歴書と職務経歴書を書き、 面接を受けただろう。 日本全国不採用通知ランキングというものが あったとしたら、 私はきっとベスト20には、入るはずだ。 なかなか面接まで進めない。 でも、どうせ不採用になるなら、 面接というエネルギーを使うより、 いっそ、応募した時点で断って欲しい。 だからと言って、せっかく面接日時まで 決まっているのに、行かないなどとは、 会社に対して失礼過ぎる。 面接までして不採用になった時は

          シニアへの不採用通知。