R.I.P(RELIGION IS PENALTY”宗教は罰金どすえ”)
この動画は社会人になって初めて大ゲンカした故・Bassistの浅井雄作というミュージシャンがメンバーのインストジャズトリオ・J'z crazeの動画である。
20年前の、CD流通での全国インディーズデビュー(?)だったかと記憶しているが、それなりの音源を遺していると想う。
その頃「Jポップバンドを創って成功して見せる!」と鼻息荒く、上京したて&社会人なりたての自分は地元で偶然、街の音楽スタジオで出会った音楽仲間を説き伏せ、カツカツの制作資金でレコーディング、アー写撮影、ライヴ敢行、バンドコンテスト参加などやっていたのだが…その出会った地元音楽仲間の一人に浅井氏は居た。
しかし、聴けば彼は某巨大カルト宗教団体に入信していて、その取り巻きも近しい関係だったことは今ここで暴露すべき事だと想う。シャクフクだのブッポウだの、早い話自分もソウカソウカと、入信させようと近づいてきた人間達ではあった。
そんな口裏合わせもありつつ、やはり彼らとの人間関係の衝突は避けられなかった訳で…ある日こんな電話が彼からかかってきた。
「お前メール俺によこしたけど、ふざけてんのか?」
「は?」
「マジでムカついたわ!レコーダー返さねぇし、オレのカノジョをヴォーカルでこき使いやがって!」
「いや、だから俺たちは命がけのレコーディングをしてるし、簡単に終らせる事の出来ない作業なんすよ!」
「え、なに?オレ怒ってるんだよ?ねぇ?」
「あんたこそ俺の肩に手まわす様な事辞めてくれよ!」
川べりの公園付近で(電話ボックスだったか?)電話越しに2,3時間に渡る口論と言う名の大喧嘩をかまし、「あぁ、このレコーディング巧く行かねぇな」と辟易した記憶は今も鮮明に残ってる。
その後、バンドはヴォーカル(彼女もソウカソウカな人だったのか解らないが)の電撃離脱から空中分解、10年後の正式な解散レコーディングまで、自分の夢への旅路は、アングラパフォーマーと言う、聞こえは良いが地獄をのたうち回り這いつくばる生活を強いられることになった。
今にして思うが、彼の死因は熱心な布教活動と、その報酬の対価に支払う上納金に追われる人生が生活習慣をグチャグチャにした故だと想う。そうでなければ彼は、ソウカソウカと有名にしてあげるお膳立てを食い損ねてる「ただの太っちょベース弾き」で終わってた。
「入信すれば有名人を紹介するし、テレビにも出させてあげる。但し、お金を払いなさい!」
という、カルト宗教団体のセオリーは今も変わってないが、「病んで、貧しくて、争ってばかりなら人生、自分で変える!」と思い立つ人達が最近は増えてきたそうだ。
自分は専ら無宗教ではあるが、親に拠れば「プロテスタントのキリスト教信者」らしい。
勿論、選挙活動や芸能活動に影響があるソウカソウカやメーソンに入っていれば人生、変わってたかもしれないが…どの道、彼に哀悼の意をこういう処で表する以外、近づく由も無い。
「なんだかよく解らないけど、この人はなんで有名人たちと友達面して人気があるんだ?」
と想う人達には、兎に角この20年前の事件以来、自分は近づかない様にしている。
皆さんもお気をつけください。