【ニューヨーク 眺めのいい部屋売ります】
現実見て、理想を描いて、意外と手が届きそうだなって思ったら理想に手を出す。
とうとう決断の時が来たら必ず迷って、迷って迷って最後にどちらかを選ぶ。
こんなシーン結構あるよね。
というかありとあらゆる転機や道を選ぶ時ってこれな気がする。
最後の迷って迷ってのターニングポイントで人は『果たして正しい道なのか』と不安になったり、あるいは『必ず合ってる』と自信を生み出したり…
ここは人によって様々。
この映画は住まいの選択を一例にだしているけど、【自分の居場所の見つけ方】について考えさせられる、そんな作品でした。
今と変わってもいいし、今のままでもいい。
大切な事は、自分がどこに折り合いをつけて選ぶのか、居るのか。
老夫婦のキャラクター背景、ストーリーがじんわりあったかくなるような印象を受けました。
どんなに周りから祝福されなくとも彼を選び、子どもができなくてもドロシーを愛した。そしてエレベーターがなくても思い入れのある家を選んだ。
あとは面白いのがリリーだね。
いるよな〜ああいう人って感じ。笑
自分にとって必要じゃなくなった途端酷いこと言ってぶっきらぼうに投げ捨てる人。
でも、まぁ、彼女の視点に立てばわからなくもないんだけど。なのであれもある意味自分の事を優先した行動だった。
誰も、間違っていない。
みんな、自分を大切にすれば良い。
でも、同じくらい人も大切にしていこうね。