倉田こまめ

一応物書き志望の20代です。詩やら俳句やら短歌やら小説やらエッセイやら、何でも書こうと思っています。

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【詩】祈り

ある日突然、「それ」はやってくる 「それ」は全てを飲み込んでゆく もがき苦しむ人々の姿 それを見ているだけの僕 まただ、僕にはなにもできない 目の前が真っ暗になる いや、本当にそうだろうか もしも僕にできることがあるのなら それは祈ることだ 人々の苦しみが少しでも軽くなるように 人々が幸せを見つけられるように ただひたすら、祈り続ける どうか、どうか お願い、みんなを助けて

    • 【詩】とてもねむい

      とても とてもねむい 理由はわかってる 君の出る番組を 夜中まで見ていたせいだ つまり、君のせいだ ああ、もう意識がぼやけて 夢の世界へ落ちてゆく 今日もきっと 君の夢を見るだろう

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        【ボイスドラマ】留守電【朗読】

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          【ボイスドラマ】生きる意味【朗読】

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          【ボイスドラマ】ハロー、ワールド【朗読】

          【ボイスドラマ】ハロー、ワールド【朗読】

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          【フリー台本】留守電

           ……もしもし、聞こえる?  えへへ、久しぶり、だよね?  私のこと、覚えてる? ほら、中学の時、同じクラスだった。  番号、友達に教えてもらったんだ。でも、やっぱり忙しいよね。本当は、直接会って話したかったけど、顔を見たら、伝えられなくなりそうだったから、こういう形にしました。  あなたに、伝えたいことがあるんだ。よかったら、最後まで聞いてくれると嬉しいな。それじゃあ、いくよー……  あ、あの時貸してくれた消しゴム、返しそびれちゃったけど、まだ持ってるよ。いつかまた会

          【フリー台本】留守電

          【フリー台本】生きる意味

           自分に生きる価値なんかない。あの日、君に出会うまで、ずっとそう思って生きてきた。君は僕に教えてくれた。生きる意味とか理由とか、そんなものより、もっともっと大切なものを。  もしも君がいなければ、僕はどうなっていたんだろう。想像するだけでも恐ろしい。……ああ、もう、暗いことを考えるのはやめだ。悪いほうにばかり考えてしまうのは、僕の悪い癖だ。  ……こうして話していると思い出すな、君と出会ったあの日のことを。はじめは、変なやつだって思ってたっけ。でも話してるうちに、少しずつ

          【フリー台本】生きる意味

          【フリー台本】ハロー、ワールド

           電源オン……初期設定を完了しています……  3%……42%……83%……100%……  ……設定が完了しました  はじめまして、わたくしは「KK-1」でございます。あなた様のことは、何とお呼びすればよろしいでしょうか。  ……「ご主人様」? はあ。かしこまりました。それではご主人様、早速ですが、サービス改善のためのアンケートにお答えくださいませ。 「このたびは対人コミュニケーション型アンドロイドKK-1をご購入いただき、誠にありがとうございます。まずはKK-1を購入

          【フリー台本】ハロー、ワールド

          【詩】化け物と呼ばれて

          僕の心には、魔物が棲んでいる 人の心なんてない、ただの化け物が そいつはみんなを傷つけ、苦しめて すべてを焼き尽くし、灰に変える 自分でも、抑えきれないんだ 傷つけたいという衝動を だからみんなは、僕をこう呼ぶんだ 「救いようのない化け物」って

          【詩】化け物と呼ばれて

          【詩】泣いてもいいよ

          きっと僕は 「泣いてもいいよ」って 誰かに言ってほしかっただけなんだ どうせ誰も 言ってくれないんだろうけど

          【詩】泣いてもいいよ

          お久しぶりです、倉田です。 生きるのをやめたくなる時もあったけど、もがいて、あがいて、なんとか生きています。

          お久しぶりです、倉田です。 生きるのをやめたくなる時もあったけど、もがいて、あがいて、なんとか生きています。

          【詩】ひとかけらの歌

          真っ暗な部屋にいた僕のもとに 突然、光が差し込んだ それは、ひとかけらの歌だった 君の歌が放つ光は 何の取り柄もない僕には 少し、まぶしすぎたんだ それでも、君の歌が 行く道を照らし続ける限り 僕は行く、信じた道を

          【詩】ひとかけらの歌

          【詩】あの子じゃなくて

          君と手をつなぐのが キスをするのが 触れ合うのが あの子じゃなくて 私ならよかった 私ならよかった

          【詩】あの子じゃなくて

          オリキャラ紹介1.木道悠之助

          ※画像制作にCHARATを利用させていただきました。 キャラ紹介 木道悠之助(きどうはるのすけ) 年齢:26歳 性別:男性 誕生日:2月1日 血液型:O型 一人称:俺 二人称:お前、あんた 職業:大学生(医学部医学科6年生) 木道家(本家)の長男。度を越した能力至上主義者で、自分の頭の良さを鼻にかけて他人を見下す嫌味な男。その性格の悪さから、妹たちからは虫けらのような扱いを受けている。 ※ペンタブを持っていないためイラストが描けず、CHARAT様のお力をお借りしました

          オリキャラ紹介1.木道悠之助

          【詩】忘れたいのに

          せっかく諦めかけてたのに 優しくなんてしないでよ せっかく忘れかけてたのに 夢になんて出てこないでよ 好きになんてさせないでよ

          【詩】忘れたいのに

          【小説】長男・桜太郎の話

           「おおきくなったら、けっこんしようね」  幼い日の僕は、彼女にそう言った。彼女はこう返した。  「さくたろうがもっとつよくなったら、いいよ」  それから僕は空手を始めた。学校の勉強も頑張った。幼かった僕の思う「強さ」とは、それくらいのものだった。  あれから二十年近くが過ぎ、僕も彼女も立派な大人になった。二人とも、あの頃とは大きく変わった。彼女は長かった髪をバッサリと切り、男性のような口調で話すようになった。あの頃も可愛かったけれど、これはこれでアリかもしれない。

          【小説】長男・桜太郎の話