キッズデザインがあふれる社会を目指して~キッズデザイン開発ストーリー2021
子どもの安全・安心と健やかな成長発達に役立つ優れた製品・空間・サービス・研究活動などを顕彰する「第15回キッズデザイン賞」の受賞作品234点を、発表しました。
2007年の創設以来、「すべての子どもは社会の宝であり、私たちの未来そのものです。」を基本方針に掲げ活動を継続してきました。今回も全国の企業だけでなく、自治体や教育機関・NPOなど様々な団体から応募いただき、累計で応募数は5,785点、受賞数は3,440点となりました。
今回は、新しい生活様式の中で過ごす時間の充実、安全・安心の向上を図る住宅や住宅関連設備などの応募に増加傾向がみられました。また昨年に引き続き、持続可能な開発目標(SDGs)の実現を目指した作品も数多くみられ、企業の取組みが様々なジャンルに広がっていることがうかがえます。さらにオンラインの特性を活かした、子ども向け製品やサービスもみられ、今後の発展の可能性が感じられました。受賞を契機に、子どもの豊かな未来につながる優れた作品が社会に広がることを期待しております。
今年のトピックス
「BEYOND COVID-19特別賞」を新設!新しい生活様式に対応した製品・サービスの充実と一層の広がり
1年以上にわたる新型コロナウイルスの感染拡大により、子ども・子育てにも大きな影響が及んでいます。このような状況に対し、子どもが本来備えている感受性、想像力、対応力が生み出す「生き抜く力」に焦点を当て、それをサポートし、強化するデザインを顕彰する「BEYOND COVID-19特別賞」を新設しました。再びコロナ禍での開催となった今回の応募の中で、住宅や住宅関連設備などの住環境に関する作品や、オンラインの可能性を示す作品の応募も多くいただきました。新型コロナウイルスの対策を施し、昨年からの新しい生活様式をより豊かにする製品やサービスの充実と広がりがうかがえます。
世界共通目標の「SDGs」とキッズデザインのつながりの強さ
持続可能な開発目標(SDGs)の実現に向けて企業の取組みが加速しています。今回の応募でも、SDGs自体の理解を深めるきっかけの提供だけでなく、健康と福祉、教育の質、多様性の受容や平等、生産と消費をはじめとした個別の目標に関わる作品が多数みられ、キッズデザインとSDGsのつながりの強さが感じられました。
オンラインの特性を活かした子ども向け製品やサービスにさらなる発展の可能性
教育の場においても遠隔授業の導入などが進んだことで、子ども向けに開発されたオンライン関連の製品やサービスにも増加傾向が見られました。また、オンラインの特性を活かしたワークショップや体験活動など、オフラインでの活動が制限される中でも、子どもたちの好奇心を刺激し成長を促そうとする工夫が見られ、今後のさらなる発展が期待されます。
第15回キッズデザイン賞シンポジウム開催!
子どもを取り巻く環境の向上につながる、新たな視点や優れた取り組み234点の中から選ばれた最優秀賞・優秀賞作品の受賞団体による開発経緯やキッズデザイン視点などの作品紹介と益田審査委員長、赤池副審査委員長による受賞ポイントなどをお話いただきます。
キッズデザインの趣旨にご賛同いただくすべての方々のヒントにつながることを期待して、どなたでもご参加いただけます。ぜひ、ご視聴ください。
■概要
日 時:2021年9月29日(水)13:30~15:00
定 員:300名(※先着順・事前登録制)
参加費:無料
開催方法:Zoomウェビナー
■申込方法:下記URLよりお申込みください
https://zoom.us/webinar/register/WN_iiVKvKNGSPyuyzxs711MKQ
みなさまからのご参加お待ちしております!
登壇者の企業・団体名は9月29日13時にキッズデザイン協議会・キッズデザイン賞サイトにて発表します。