The Creators2021~3DプリンターでMinecraftのアイテムを作ろう!開催レポート
2021年10月23日・24日にThe Creators2021「3DプリンターでMinecraftのアイテムを作ろう!」を福岡市天神のエンジニアカフェ&赤煉瓦文化館で開催しました😊
The Creatorsは毎年、福岡市役所の周辺で開催されるクリエイティブ × エンターテインメントのお祭りで、子どもから大人まで楽しめるイベントやブースなどが2日間でたくさん開催・出展されます。来場見込みはなんと5万人!
Kids Code Clubは昨年に続き2回目の出展で、CoderDojo福岡・CoderDojo太宰府のみなさんと一緒に、エンジニアカフェと赤煉瓦文化館でイベントを開催しました!
CoderDojo福岡・太宰府さんの開催レポートは、ぜひこちらの記事をごらんください😊
Kids Code Clubのワークショップ内容は?
Kids Code Clubは昨年はコロナの影響もあり、オンラインでScratch×AIのワークショップを実施したのですが、今回はオンサイトでOKとのことで、念願だった「Minecraft×3Dプリンター」のワークショップをすることにしました。
Minecraftの中でブロックを使ってつくったアイテムを、3Dプリンターで出力してキーホルダーをつくるという、マイクラ好きにはたまらないワークショップです😆
3Dプリンターの出力時間が長いため、作品を持ち帰ってもらうためにはあまり多くの人を受け入れることができず、チケットは販売開始から2分で売り切れに!無料イベントにありがちな欠席・キャンセルもゼロでした。Minecraft恐るべし!
ワークショップは赤煉瓦文化館2階の会議室と、エンジニアカフェの地下にあるMAKER’sスペースを使って、行ったり来たりしながら実施しました。
エンジニアカフェで3Dプリンターを使うときは、講習の受講が必要になるのですが、スタッフの方が裏話など交えながらとても丁寧に教えてくれるのですごく楽しいです!おすすめです😊
コロナの影響で9月末まで休館だったので、10月に入ってからバタバタと講習とリハーサルを終えて、なんとか無事に当日を迎えました。
まずはマイクラ建築から!
最初にワークショップの流れと3Dプリンターについての説明をしたあとで、早速マイクラ建築をしていきました。例として下のようなプリントをみなさんにわたして、ここにあるものでもいいし、他のアイテムでもOK!ということにしました。
本当は家などがプリントできたら楽しいのですが、今回はプリントの時間を短縮するため、下記のようなルールをつくりました。
マイクラは初体験という子から、数年やっているという子までさまざまで、パソコンでするのは初めて!という子も結構多く、操作方法からレクチャーしました。また、途中で雨が降ってきたり暗くなったりするので、コマンドの使い方も教えました。コマンドがはじめてという子は、目が輝いていました😊一度教えるとすぐに慣れていたのでさすがです!
また、質問があった時に、放課後プログラミングクラブのノリで「誰か分かる人いますか?」と聞いて子ども同士の教え合いを促したところ、教え合ったり、テーブル間で作品を見に行ったりということも起こり、他の子たちとちょっぴり仲良くなって良かったです✨
赤い枠の中に収まるようにアイテムをつくるのは結構難しく、算数や空間認識の力が必要になり、3Dプリンターならではの建築ルールも配慮しないといけないので、とても良い学びになります。
キーホルダーにしたい人は、パーツを繋げるための穴をつくらないといけないのですが、下につけると逆さまになるのが嫌だと、上につくる子がいたり、みなさんのこだわりが見えました😊
中には、マイクラのアイテムをアレンジしてオリジナル作品をつくる子も!
Minecraftに慣れている子も細かい部分を時間をかけて調整したり、まだ慣れていない子も一生懸命つくって、「できた!」という声とともに素敵な笑顔がこぼれていました。
3Dプリンターで印刷!
完成したらいよいよ、3Dプリンターで印刷する準備をしていきます。Minecraftのデータを3Dプリンター用のデータに変換するために、Minewaysというアプリを利用させていただきました。
作者の方に連絡をとり、イベントでの利用許可をお願いしたところ、快諾してくれて、イベントで利用できるスライドまで送ってくれました!ありがとうございました!🙌
MinewaysでMinecraftのワールドデータを読み込んで、上の図のように印刷範囲を指定すると、3Dプリンターで出力できるデータを自動的に生成してくれます。初心者でもとても使いやすいアプリで、一度も失敗はありませんでした。
そして、データを3Dプリンターのソフトに読み込んで配置などを調整したら印刷スタート!
6cm四方に収まるアイテムで、大体20~30分ぐらいで印刷が完成。順番によっては少しお待たせしてしまうので、待っている間は会場にいるみんなでマルチプレイを楽しみました!
そしてできたのがこちら!!下にサポートするための台座がついていてできて間もない温かい内ならキレイにはがすことができます。この完成の瞬間は、何度立ち会っても感激です😊
色を塗ってパーツをつけたら完成!
今回利用した3Dプリンターはフルカラーではないので、自分でペンを使って着色をしてもらうことにしました。着色方法は色々悩んだのですが、一番手軽で簡単にできるものとして、ペンを選びました。
売り物みたいにキレイにはなりませんが、自分で色を選びながらつくった作品にきっと愛着をもってくれるはずです💕
そして、最後にキーホルダーをペンチでつけて、完成したのがこちら!個性あふれる素敵な作品がたくさん完成していて、笑顔で帰っていく姿に見ているこちらもとても嬉しくなりました✨
まとめ
Minecraft×3Dプリンターのワークショップははじめての経験でしたが、エンジニアカフェのスタッフの皆さんのご協力のおかげで、大きなトラブルもなく無事に全員作品を持ち帰ってもらうことができました。
今回は少人数でしかできなかったので、今後対面でのイベントがもっと気軽にできるようになったら、また開催したいと思います😊
参加していただいたみなさん、ありがとうございました!
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