迂回脳と探究学習の大切さ!
「迂回脳と探究学習の大切さ!」
我が子には学校の勉強がしっかりできるようになって欲しいと思ってしまいがちですが、社会で必要とされることは何でしょう?勉強する力よりもっと大切な力を求められているはず!そんなふうに思いませんか?その力は幼少期にしっかりと「迂回脳」を持ち、学童期に沢山の「探究学習」の経験を踏むこと!が基本のような気がしています。
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大脳は神経細胞が集まっている皮質(思考の中枢)と神経繊維が集まっている白質(皮質と皮質を繋ぐネットワーク)の2つに分かれていて、この2つの成長が大切になってきます。そして、脳の様々な機能を総動員できる「迂回脳」の力があるかどうかが、最終的な頭の良し悪しの決め手になるようです。テストの点数が良くても「直線脳」のお子さんは危険と言うことです。
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では「迂回脳」って何?
それは何かをする際に、脳の複数の機能を連係プレー的に活用できるかどうかです。
合わせて100以上の部位に区分された右脳と左脳は、運動、言語、感情、思考、聴覚など、機能ごとに分かれてネットワークしながら活動しています。例えば、人の話しを聞く時は聴覚で情報を受け取り、感情や思考で情報処理をします。そして言語や運動機能によってリアクションを取ります。細胞群が整えられ、それぞれに繋がっている白質繊維が伸びて縦横無尽にネットワークを作り、何度も使うことで成長、発達する。そして、これらはDNAだけでなく環境や学習によって大きく変わってくることがわかっています。
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色々な分野を使って脳全体で考えられるようにすることが大切で、覚えた知識を単純に取り出すような作業は、特定の場所しか使わず、直線的なやり方になってしまい、これを「直線脳」と言います。これに慣れてしまうと、頭の融通が利かなくなります。1つの答えを出すことだけに満足せず、他に答えはないか?などと多面的な考え方ができるかどうかですね。
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そこにある疑問点について、考え、手を動かし、図にする、それを眺めイメージ処理する、1つの疑問に色々な脳の部位をシフトしながら、迂回しながら、自分なりの答えを探し出す。このように五感も使って状況判断をし発想する、固定概念にしばられない脳が「迂回脳」の特徴です。速く正確に答えを出すことだけに満足していては「迂回脳」は育ちません。
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社会に出てから遭遇する問題は答えが1つとは限りませんね。決まった答えがない場合の方が多いかもしれません。そんな時に「直線脳」では乗り越えられないのです。
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「迂回脳」は10歳くらいまでに沢山刺激することが大切です。10歳代後半は右脳から左脳にシフトしていくので、その前に自然に触れたり、スポーツをしたり、モノ作りをしたり、言葉で言い表せないような体験や感情に触れて欲しいです!「旬」の時期に伸ばす方が得策ということですね。
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先行した右脳の成長に左脳が追いつくのは小学高学年から中学生、両者の発達が左右対称になってバランスが取れますが、この時期も個人差があります。
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子供達が何に興味を持ち、どんな情報を取りに行っているかをよく観察し、取り入れたものを脳の中で迂回させられるよう工夫、手助けしてあげて欲しいですね。
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そして「探究学習」という言葉を耳にしたことがありますか?自らが課題を設定し、解決に向けて情報を収集・整理・分析したり、周囲の人と意見交換・協働したりしながら進めていく学習活動のことです。物事の本来の姿やあり方を探り、その物事を明らかにする、あるいは見極めることを意味します。
子供達の思考力や判断力、表現力などの育成を目的としていて、文科省が決めた5教科の枠組みに沿って子供達に知識を付けるということではなく、彼らの「探究する力」を伸ばすということ!その探究する力こそ、これからの時代を生きる為に必要な力、「自分の問いに対して自分の方法で自分の答えにたどりつく力」なんですよね。
一般的な勉強は、単に与えられた課題を解決する為の力を身につけるトレーニングに過ぎません。今までは与えられた課題を解決する力が必要とされてきましたが、試行錯誤しながら独自のスタイルで探究する力こそが重要になってくるはず。
昭和、平成から令和になり、時代はどんどん変化してきています。大企業に入社すれば安泰という時代は終わり、フリーランスで働く人も増え、自分の自由と収入の折り合いをつけようと若い人達のチャレンジが始まっています。それが今という時代なんでしょうね。
要するに、生きる為に働く〜から、自分を自由に表現する為に働く〜に移行しつつあるのかもしれません。そして、その変化がもっと進んだ未来を生きる子供達は、今何をすれば良いか? それこそ好きなことをとことん探究していく学習が大切なのではないでしょうか。
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そう考えると、夏休みの宿題の自由研究も、実は大きなチャンスでもあると私は思います。
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子供達の好奇心が止まらないように、 能力よりも興味を育てることが重要!子供達が「わあ、凄い!」と驚き感動できる世界を沢山見せてあげたいですよね!
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