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「滑川市の複合施設を小学生に使ってもらうにはどうする?」こどものインターンシップin滑川
2024年3月9日に富山県滑川市の小学生と宮城県仙台市の小学生がオンラインで繋がる、ディスカッションイベント「1DAYイベント こどものインターンシップin滑川」を実施しました。
このイベントは、滑川市に在住の小学生と宮城県、福島県在住の小学生7名で、富山県滑川市にある中滑川複合施設メリカを小学生にも活用してもらうにはどのような施策が必要かを考えるために行われました。
中滑川複合施設メリカ
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中滑川複合施設「メリカ」は、市民の生命と暮らしを守る災害時における避難施設。また、まちなかにおける賑わいの創出と交流人口の拡大を図るために建設された施設です。
メリカには、クレープ、パフェ、カレー、ポテト、珈琲などが揃ったフードコートや、自習スペース、マルシェなどのイベントが開催されるホール、キッズスペースなどがあり、多くの人の集いの場として親しまれている場所です。
普段の放課後の過ごし方は?
今回参加してくれた6名の小学生に、普段の放課後の過ごし方について聞いてみたところ以下のような回答が多く上げられました。
学校が終わったら宿題をして、自学をして、時間があったら友達と遊ぶ。
遊ぶ場所は近所の公園や学校の校庭。理由は集まりやすいから。
現代の小学生は、宿題や習い事など学校が終わった後に「やらなくてはいけないこと」が多く、「遊ぶ」、「楽しむ」時間が制限されているのだなと、今回のイベントを通じて実感しました。
しかし、その限られた放課後の時間を「どう充実させることができるか」もまた考え甲斐がありそうですね。
メリカのスペースを活用して何をしてみたい?
ここから、子どもたちが考えた小学生のためのメリカ活用方法をご紹介します。
宮城県から参加してくれた、はるまくんの案
メリカのオリジナルキャラクターを作る
オリジナルキャラクターでシールやスタンプなどを作る
クイズラリーを作る
図工系の遊びをスペースでできるよう図工コーナーを作る
(あらかじめ完せい図や作り方を掲示すれば、大人が立ち会わなくても子どもだけで楽しむことができる)
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はるまくんの「スタンプラリー」の案は満場一致でみんな興味津々!「あったらやってみたくなる」との回答が多くみられました。
メリカ館長の樋口さんからは、「防災スタンプラリーにするのもいいかも!」という案が出てきました。
福島県から参加してくれた、さらちゃんの提案
無料で参加できたら気軽に行ける
いつでも開いていれば、予定がない時に立ち寄りやすい
施設の人が優しくて面白いことも重要!
安全・安心・快適が大事
本がいっぱいあるといいな
子どもも大人も楽しめたらお父さんやお母さんと一緒に行けて良さそう
お風呂や泊まれる部屋があったらお泊まり会をしてみたい
プールや遊具があったら楽しそう
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さらちゃんから出た、「お泊まり」の案は、夏休みイベントとして良いね!と好評でした。「移動型のシャワー完備の車などを準備すれば、お泊まりも考えられそうだね」とみんなワクワクでした。
富山県滑川市から参加してくれた、かずはちゃんの提案
クッキーやケーキなど、おやつ作りを毎月やってみたい
参加費は500円くらいだと参加しやすい
ホールなど広いスペースでおにごっこをしたい
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「メリカにある調理スペースを活用しておやつ作りをしたい」という案は、男女問わず賛成!の声が。普段、自宅でお菓子作りをする機会はあまり無いので、調理の先生をお招きして、お菓子作りを学ぶイベントの開催も良さそうです。
宮城県から参加してくれた、かほちゃんの提案
輪投げなど室内で楽しめる遊びコーナーがあるといい
子どもだけじゃなく、大人も一緒に過ごせるスペースにしたい
子どもが遊んでいる間、大人はマッサージチェアなどでゆったり過ごせるといい
スタンプラリーがあると通いたくなる
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かほちゃんからは「せっかくスペースを作るなら、大人も一緒に通えるスペースにするのがいい」という案が出ました。友だちと遊びに行くのもよし、お母さんやお父さんとフラッと遊びに行ける場所にするのもよし、みんなで過ごせるスペースになったらな、ということでした。
メリカは「憩いと交流の拠点」でもあるので、かほちゃんからの提案にはみんな納得の様子。メリカにあるフードコートを活用するのも良さそうです。
福島県から参加してくれた、さえちゃんの提案
おかしやジュースがのみほうだい!
ゲームしほうだい
できれば無料で入れたらいいな
誕生日の子のお祝いイベントとかをしたい
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さえちゃんは、縁日のようなイベントスペースとしての活用方法を絵に書いてきてくれました。「食べ放題、飲み放題」たまには小学生も好きなお菓子をお腹いっぱい食べられる日があってもいいよね!と盛り上がりました。
館長の樋口さんからも、「チートデイとして夏休みイベントにしてもいいかも!」とのお言葉が。これに関しては子どものインターンシップで協力者を募り、お菓子や飲み物を提供し、チートデイイベントの実施を実現できたらと思いました。
館長樋口さん、どの案を採用しましょう?
今回出た案の中から、どの案を採用するか、総評を樋口さんにお願いしたところ、「どれも子どもたちだから考えられた素敵な案でした」と嬉しいお言葉をいただきました。
現在、メリカは令和6年1月1日に発生した石川県能登半島地震で被災された地域の方々のため、炊き出しなどの活動を行っていますが、落ち着いたら、みんなから出た案を一つずつ実施してみたいと言っていただきました。
2023年11月に開催が決まった「こどものインターンシップin滑川」。しかし、その頃想像していなかった大地震が起こり、状況もガラリと変わっています。今もなお尽力している現地の方々が、1日でも早く普段の日常を取り戻し、また笑顔が溢れる滑川になることを、こどものインターンシップ、そして全国の子どもたちと共に見守っていきたいと思っています。
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こどものインターンシップin滑川 協力してくれた方々
滑川複合施設メリカ 館長
樋口さん
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ご当地キャラ「ばいにゃこさん」運営。一般社団法人ばいにゃこ村代表理事 。Webプロモーションサポート社代表。中滑川複合施設メリカ指定管理中!YouTubeちゃんねる富山の遊び場メンバー。
企画立案者
相川さん
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全国いろんなところを旅しながら、富山県滑川市の魅力を発信している「なめりかわアンバサダー 」を務めています。日本一、老舗飲食店に行っていて(2500件以上いった!)「食」の魅力を伝えるのが得意!