戸田恵梨香
最近、戸田恵梨香という俳優を知った。
いや、彼女の名前は以前からしょっちゅう耳には入っていたが、どんな人なのか全く知らなかった。見たことがなかったのだ。
やっと彼女の名前と顔が一致したのは、『野ブタをプロデュース。』の再放送である。
そこから沼にハマるまで、時間はかからなかった。
その経緯を記しておこうと思う。
『野ブタ。』を最終回まで見終わった頃だ。
YouTubeを開いたら偶然、「芸能人の可愛すぎる方言集めてみた」という動画がオススメに出てきた。
何の気なしにクリックしてしまう私。
動画のトップバッターは、ガッキーだった。
誰かに耳打ちされながら、一生懸命関西弁を話している。
ガッキーの隣で耳打ちしている人に目を移すと…
「これは…あの戸田恵梨香か!?」
心臓を撃ち抜かれました。
前髪をかきあげたお洒落なお姉さんは、『野ブタ。』時代とはまた全然違った美しさを放つ戸田恵梨香だったのである。
ただただこのきれいな人をずっと見ていたい、と思ってしまったところに多少の恥ずかしさを抱きながら(ここに書くのも恥ずかしいが本当だ)、彼女のプロフィールや出演作をいろいろ調べた。
流行は無視していくスタイルなので(無意識)、SPECもライアーゲームもコードブルーも見たことがなかったが、彼女が相当な有名人だということは分かった。
(あとで友人に戸田恵梨香を知ったことをLINEすると、「まだ戸田恵梨香を知らない人がいたなんて」と絶滅危惧種みたいに言われた。)
ちょうどTwitterで「#春の戸田恵梨香祭り」というハッシュタグが流行るくらい、戸田恵梨香の出演作品がたくさん再放送されていたそうだが、私は完全に出遅れた。
「もう少し早く戸田恵梨香を知っていたら、テレビで観られたのに!」とグーグル先生の胸ぐらをつかんでブンブン振っていた。
さすが、グーグル先生は態度の悪い生徒にもちゃんと情報をくれた。笑
TVerというアプリを使えば見逃したドラマが観られるよ、と。
私は、スマホで見逃したドラマが観られるこの時代に生まれてきたことを、本当に感謝した。
これまたもう少し早ければ、観られるドラマもたくさんあったようだが、これが最終手段なので仕方がない。ありがたく、全話が残っていた『大恋愛』というドラマを見終えた。
「”好き”が長続きするのは、その人に何度も惚れ直しているからだ」
そう誰かがつぶやくのを聞いたことがある。
「知れば知るほど、好きになる」
本当にその通りだ。
一発目に惚れたのは爽やかな笑顔だった。
二発目に惚れたのは彼女の細やかな演技だ。
これから彼女の作品を観るたびに、好きになってしまうんだろう。
戸田恵梨香の沼はなかなか深い。しばらくは抜け出せない。
いや、抜け出したくない。
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