『魂を追い続けて…』 《しおんの詩〜第二章〜》 2/100
いよいよ、その時が来たようだ…
…あの時、深い傷を負いながら
おまえが俺に言ってくれた言葉、
ずっと忘れることが出来なかった
いつか、生まれ変わったら
どんなカタチであっても
その時は結ばれようと
あれから、何年…
いや、何百年経ったのだろうか
俺は何度も生まれ変わり、
そのたびに、おまえを探し続けていたが
見つけることが、出来なかった…
だから、
こんなカタチでも、悔いはない。
ふたたび
おまえを先に逝かせてしまったが…
今度こそ、俺の魂は
おまえの元へ追いつくことが出来る
待たせて悪かった
今…すぐに…おまえの元へ