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実は私

来年ママになるねん


そう言われた私は、めちゃくちゃに動揺した

どえらいサプライズやで

会えてない間に、そんなに時間が過ぎていたのかと

嫌でも思い知らされた



昔、とても大切だった子が居た

1年前ぐらいに思い切って連絡した時は返事がなかった

でも、やっぱり頭の片隅にずっとその子が居て

元気にしてるのか
ちゃんとご飯は食べられているのか
夜は寝れているのか

心配で仕方なかった

もう今は遠いところに住んでるから、
あと生きてる限り、人生で、
たった一度で良いから会いたかった

だから、これで連絡して、返事がなかったら、もうこの記憶は封印するつもりだった

あの子は今はもう、私の知らないところで、幸せで暮らしている

コロナがなかったら、また違った未来があったのかもとか

今までは何度も考えてしまったが、そんなことはもうどうでもいいと。今回で思えた

コロナなんかキッカケでしかなくて

何かあっても、
何もなくても、

結局はこうなっていたんやと思うわ


あの子が幸せならそれでええねん

それがええに決まってんねん

だって、来年にはママになるんやから

元気で居てくれて、本当に安心した

それが分かっただけで、連絡して良かったと思えた

帰省する時は連絡するから会おうと言われたけど、
これは彼女の決まり文句であり実現することはない

そんなつもりはないのかもしれないが、
もう二度と会うことは無いんだと悟った


なんか、こんなん、人生で初めての経験

心にポッカリ穴が空いて

今後もその穴は埋まることがきっとない

けど、頑張って、無理して、埋める必要も別にない

上手く言語化できない

いつかまたちょっと思い出した時に、あ〜楽しかったな〜あんなことあったな〜私も彼女も若かったな〜

大袈裟かもだが、私にとってはかけがえのない日々であったことは確実

そんな感じ

多分周りの人に話したところで誰一人理解してもらえないから、とりあえず此処に書いておいた


流石に私も大人になったな


君との記憶は、スター付きからアーカイブに移動させとこか


これからも、どうか、ずっと、いつまでも健康に幸せでおってや


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