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時間が掻き立てるもの

時間というのは不思議と焦りをもたらす。

何事にも期限というものが存在していて、だからこそ人を駆り立てるのかもしれない。

流石に人生という期限には頭ではわかっていても、いつ終わるかもわからないのに人生という枠に囚われはしないのは不思議なことだ。

特に今はビザの申請で厄介ごとを抱えているからこそ、早く申請を終わらせてしまいたいという思いもあって焦りがすごい。


実際のところ、焦っているうちは物事がうまくいかない。自分でもよくわかっているが、頭の回転速度と思考回路が完全に異なるからだ。

客観的に自分を見る機会と余裕ができたときに思わず笑ってしまうくらいに呆れてしまう。

焦っていても、物語は何も始まってなんかいなかった。


かといって冷静に待ち続けるわけにもいかず、自分なりにやれることを進めておく。これは日本人ならではの考え方なのか、それとも私の性格上の問題なのかはわからないけれど、これも一種の焦りなのかもしれないなと今この瞬間に書きながら考えている。

ニュージーランドに来てから時間の余裕を持てるようになったと思ったけれど、それでもまだまだ日本らしい時間の焦りは抜けないんだなと思った。

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