旅と言葉と仲間が与えるもの
こうやってコラムを書かせてもらって早3ヶ月近くが経とうとしているのは感慨深いなと思う。
何かを成し遂げるというのは簡単なようで難しい。
それは私の思い込みに過ぎないのかはわからないけれど、実際難しいのだと思う。
南半球のニュージーランドからの発信で、南半球からは珍しいのかなとも思うけれど、こうやって繋がれるのはネットという手段が一般化されたおかげ。電話機能のみのガラケーを使っていた世代を知っているからこそ、一つ一つの日常にある当たり前に目を向けると面白いなと。
事実、私たちがこのコラムを書き始めた頃には世界中がロックダウンしていて前代未聞な出来事が起こった時だった。ニュージーランドも同様で、基本は家からも出られずに、空いているのはスーパーで人数制限もあって行列が普通だった。
3ヶ月というのはあっという間で、世界が動いて変わっていっているのであれば私たちも変わっていかなければならない。
きっとこれからの3ヶ月ももっとたくさんのことが動いていく期間になっていくのだろう。
このコラムでは、少し変わった目線からの文章をお届けしていたのではないかと思う。
旅が大好きだった私(今ももちろん好き)は、今では住む国にとらわれない生き方に変えた。半移住の今から居住権を得るまでの物語はきっとこれからも長い闘いになるし、その後は日本であれニュージーランドであれ北半球と南半球と自分がいたい場所を選ぶことができる。
仕事を自由にする旅人とは異なるけれど、これもまた旅人の1つの形だと私は思っています。恋した国を捨てるなんてことはできないのだから。
それでも最初の記事に書いたように、何処かの誰かに何か響くような言葉が届けられていたらいいなと心から思う。
たくさんの境遇のある中で、それぞれのメンバーが違った物語を綴っていった3ヶ月。
それぞれのメンバーが何を感じ、何を思って生きているのか、そして読んだ人が共感して何かを感じたのであれば書いたことに意味があるのかもしれない。
ただの平凡なニュージーランドのバリスタがお届けする文章はいかがでしたでしょうか?
私は”幸せ”というワードに焦点を当てた物語を届けられるように意識してみましたが、ニュージーランドにいるからこその文章を届けれたらと思うし、そんな私を見てニュージーランドに来てもらえたら心から嬉しいなと思う。
海外に簡単に行けない年だからこそ、たくさんの国のことを知ってニュージーランドに行きたいと思うのであれば何かしらのメッセージをいただけたら嬉しいです。
その時に私がいるのかどうかはわからないけれど、現状ニュージーランドから出る時期は未定なので、聞きたいことがあればいつでも聞いてください。
ここのメンバーたちは一度終止符を打つけれど、あくまでも新たなスタート地点に立っただけ。
皆さんも心に手を当ててみて、これからどうなりたいか、どうしたいかを聞いてみてください。きっとここの仲間たちは一緒に応援してくれると思うので、行き詰まった時には尋ねてみてください!
ご支援いただいた分は海外移住への未来の投資とコーヒーの技術向上に使わせていただきます。