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新山観音堂(奥州三十三観音第19番札所)
岩手県一関市花泉町にある第19番札所新山観音堂(しんざんかんのんどう)は第18番札所松澤山六角堂と同様、寺名のない個人が管理する在家別当の観音堂です。
参道までの入口は少々わかりづらいですが、「十九番札所新山観音堂入口」と書かれた標柱から田んぼ道を300mほど進みます。舗装が途切れるところまで進むと、「新山観音堂」という標柱と参道が見えてきます。
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車は標柱付近の路肩に駐車しました。
標柱の案内通りに坂道を登っていきます。
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石灯籠があるところから50mほど進むと、観音堂に着きます。
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観音堂は文政年間(1818~1829)に別当である熊谷家の2代目が建立したお堂です。
堂内に安置されている本尊の十一面観音菩薩は像高21㎝、総高36㎝の一木造りの立像で、江戸時代後期の作です。
観音堂は普段は扉が閉まっていますが、参拝者が自由に開けて中を拝観することができるようになっています。御朱印は中に置かれており、こちらも松澤山六角堂と同様に、白紙の朱印帳と引き換えにいただきます(納経料300円)、無い場合は500円です。
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この観音堂の草創については記録が残っておらずよくわかっていませんが、江戸時代には羽黒派修験法印(山伏)によって祭祀が行われていたようです。
ちなみに地元では「お新山さま」の愛称で呼ばれており、鎮守のお社的存在として崇敬されているそうです。
【ご詠歌】のりのひも とくかなさはの あらかねは だいじのやまに あけくれのこえ
【宗派】なし
【本尊】十一面観世音菩薩
【住所】岩手県一関市岩泉町金沢字永沢前46