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徳寿院(奥州三十三観音第20番札所)
奥州三十三観音第20番札所である中興山徳寿院(ちゅうこうざんとくじゅいん)は岩手県一関市花泉町にあります。徳寿院から2.5キロほどの場所に第17番札所大祥寺があります。
徳寿院は、長禄3(1459)年に金沢の稲荷山宝持院三世磐喜周省大和尚が開山し、本尊として延命地蔵尊を安置しています。
徳寿院の入口は、「曹洞宗中興山徳壽院」と書かれた茶色い看板が目印です。看板のところを曲がり、奥に進んでいくと山門が見えます。山門手前にも駐車できますが、山門脇の道を奥に進むと広い駐車場があります。
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左側に見える白いお堂が観音堂です。
観音堂は昭和62年に建て替えられたもので、白壁が鮮やかなお堂です。
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本尊の十一面観音菩薩は木造90㎝の立像で、作者・年代は不明ですが、精巧な作りをしています。
ちなみに、徳寿院がこの観音様を護持するようになったのは明治以降のことで、それ以前の縁起については不明ですが、享保年間(1716~1735)の頃、中村(花泉駅の西北地域)の小野家の守り本尊だったと言われています。
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それがいつしか花泉駅の北にある天満宮境内に祀られ、明治の神仏分離令により徳寿院に遷座することになったようです。
御朱印は本堂横の庫裏でいただきます。
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【ご詠歌】たのめただ くらきにまよふ のちのよも てらさせたまへ かんのんのじひ
【宗派】曹洞宗
【本尊】千手観音菩薩(徳寿院本尊…延命地蔵尊)
【住所】岩手県一関市花泉町花泉字西郷目30