#読書の秋2021 幻冬舎 万城目学 ヒトコブラコダ層ぜっと
せっかくだから参加してみる。
久しぶりに本屋さんに行って平積みされていて、
(うぉ、新刊出てる!?)
とレジに持っていきお財布にヘビィなワンツーパンチを貰いノックアウトされました。
ハ、ハードカバーで上下巻とは、中々"攻めた"本。
さてその内容は?
ふむふむ、3人兄弟が主人公。
『三秒』という特殊能力は、ホルモーやしゅららぼんっぽいぞ?
そしてライオンを連れた美女登場。
ラ、ライオンとは鹿よりも随分と危なそうな猛獣ですね?
石走の地名が出できて、にやりとしてしまいました。
そして大胆な場面変換を経て、下巻へ。
メソポタミア文明とは、なんとも馴染みのない文明が出て来ますが、
なるほど歴史的にもそもそもよくわからんとこなのね。
で、ヒトコブラコダ層!
しかもゼット!
Zの時間!
ボリュームはやや抑え目なZ要素。
そして結末へ。
ネタバレをできる限り無いようにするとこんな感じでしょうか?
3日で若干斜め読みながら、クライマックスからはぐいぐいと引き込まれる作品でした。
初期の作品のような突飛な『能力』と、新たな試み?の大胆な舞台設定。
アイディアをこれでもかと盛り込まれた『ヒトコブラコダ層ぜっと』は万城目作品の新たな到達点のように思えました。
既刊の続編やスピンオフのような作品は出せれない方なので、また次の作品に、また本屋さんで出会えますように。