読書備忘録#20

悲鳴伝 (講談社文庫)

今回の読書は、文庫版発売
西尾維新 伝説シリーズ 第一巻
悲鳴伝です。
文庫化の目玉は表紙の美少女。
文庫としては、恐ろしい厚さとお値段な訳ですが、
これが伝説シリーズとあるとおり、
この物語には続刊があるという凶悪な仕様。
講談社ノベルス版発売が2012年なので10年振りに文庫化。
当時、すでにブームを巻き起こしている化物語シリーズもあったのですが、
そこに放たれたレンガみたい大きさの講談社ノベルスはまさに西尾維新節の真骨頂。
地の文の量が尋常ではないです。
あらゆる背景、登場人物の心情、神視点のモノローグetc
脳みそが悲鳴をあげます。
本を支える指が悲鳴をあげます。
文庫版なのに講談社ノベルス版と同じ価格でお財布が悲鳴をあげます。
最後の最後まで悲鳴をあげまくります。(読者が)
つまり、
!? !? !? !?
↑が頭の中にバンバン浮かぶお話です。
文庫版を、待ちきれず本棚に並んでいた悲鳴伝を、
取り出して読み返したのですが、、、

悲鳴伝 (講談社ノベルス)


文字がレッドメタリックの箔押しで圧が強い。
間違いなく西尾維新上級者向けのシリーズ。
あたら気安く手は出されないほうが、良いとご忠告申し上げます。

しかし、しかしです。
尖りまくった物語と、キャラクターをお求めなら、
伝説シリーズぜひ御一読下さい。
ネタバレを書いたら原稿用紙何枚になるんだという、物量。
あらすじが意味をなさない。
イントロダクションから最後の文までロングランのジェットコースター体験を保証いたします。





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