ポケモンサンムーン 感想

今回は少し前に約1ヶ月かけて見終わったポケモンのアニメ(通称アニポケ)のサンムーン編の感想を書いていきたい。

なんで今更見たのかと言うと、今やっているアニポケでアローラのキャラがOPで登場しており、ゲームはやったがアニメは見ていないと言うことで気になって見た。(アローラというのはサンムーンの舞台となる島の名前)

全146話という長い話数だったため、内容を忘れないうちにやっていきたいと思う。


ポケモンサンムーンは「ポケットモンスター」という1996年からアニメが続いており、その中の第7世代と言われるところにあるシリーズだ。ゲームは2016年に発売していた。

新しい要素としてZワザと呼ばれるアローラ地方特有の必殺技を使ったり、ジムリーダーではなく島巡りという新しい試練を加え、島の守神である伝説のポケモンやUB(ウルトラビースト)というウルトラホールという異世界からのポケモンと出会ったりと7世代ならではの新要素が盛り沢山である。


しかし、そんな中アニメの方の評価はあまり良くないものであった。

まず作画が悪い。

と言ってもサンムーンならではの作画で自分はすぐに馴染めたから良かったが、6世代の作画がアニポケ史上最高峰の作画演出でキャラデザや戦闘シーンがとにかくカッコ良かったため酷評だったと思う。

そしてジム戦ではなく島巡りという仕様の変更と主人公のサトシは旅に出るのではなくスクールに通うというストーリーで他のシリーズとは全く違う物語となっている。(それでも一番は作画だったと思うが。)


そんな一般評価の悪いシリーズということもあり、見る前はどうかと思ったし、かなり多い話数のため付いていけるか不安だったしでいろいろあった。

(ここからは個人的な意見だが)

しかし見ていくうちに言うほど作画は悪くないと思うし、話も全然面白いしで気づいたらすらすら話数も進んでいき完全にハマっていた。

アローラ最高!!

たしかに前シリーズのサトシほど見た目はカッコ良くはないが、むしろこっちの方がいいまであるし、サンムーンならではのアットホームな感じと作品の雰囲気も合間ってこれじゃなきゃ感が今ではある。

そんな感じでアニポケサンムーンはすんなり受け入れられたため、ここからはキャラや作中の印象に残った話。たくさんあるが、なるべく厳選していきたい。


サンムーンのアニメで一番好き(気に入った)だったキャラはカキという炎タイプ使いの少年だ。手持ちのポケモンはバクガメスとリザードン。そのあとにアローラガラガラというアローラ地方に生息する特殊なガラガラを仲間にする。
このカキというキャラはとにかく面白い。カキは自分の中でサンムーンのキャラでのお笑い枠だと思っている。アローラを愛し、伝統を愛し、とにかく真っ直ぐな熱さを持っているが、その反面ギャップのあるところが多い。
1つはシスコンであるところ。妹にホシという小さい女の子がいるのだが、なんでも言うことを聞いたり過保護なところがあっていつもデレデレしている。いいお兄ちゃん。
2つ目は登場キャラにネタ扱いされる。サトシと同じスクールの生徒で、サンムーンにおけるライバル的ポジションなのだが、サトシや他の生徒たちによくいじられる。でもいいやつだからなんでも受け入れるし、しっかりオチも面白い。時にはとんでもない変顔をする。
他にもいいところはたくさんあるが、最初は別の地方から来たサトシに対して嫌な態度を取っている素振りがあったが、次第に打ち解けいい関係になっていくためそこも見どころ。

次にマオというサトシと同じスクールに通う女の子。ロケット団からは緑ジャリガールと呼ばれている。サンムーンのヒロインは3人いて、マオとアシマリという水タイプのポケモンのトレーナースイレンと白いドレスを来たリーリエがいる。正直どの女の子も魅力的だが、個人的にはマオ推し。マオはストーリーであまり戦闘をしないが、実家が飲食店を経営しており、家のお手伝いをしているため非常に家庭的で明るいキャラである。しかし、幼い頃に母親を亡くし、母親が亡くなる前に森でアマカジという草タイプのポケモンをゲットする。しかし病院通いでいつも謝っている母親に嫌気がさし、マオは怒ってしまうが、それが最期となる。作中である伝説のポケモンの能力で死んだ人間と出会うことができる能力に巻き込まれ、母親と再会することができる。そこの流れでマオは自分の気持ちをしっかり母親に告げることができるが、そのシーンでは思わず泣いてしまった。母親に感謝を告げて別れたあとに幻のポケモンシェイミが現れ、マオと共に行動することになる。このシェイミは実は母親なのではないかと勝手に解釈してしまうが、最終話でそのシェイミは空に飛び立つ際に姿を変えるが目元が母親そっくりになり、マオの成長を見届けていたと思われる別れを遂げる。
結構ネタバレみたいな感じになってしまったが、サンムーンは何度か泣いてしまうシーンがあり、主にマオ絡みは本当に感動できるため非常にこのアニメで好きな女の子キャラだ。

最後にククイ博士。このキャラはサトシのスクールの先生であり、サトシのアローラ地方での父親のような存在となるキャラである。というのもサトシは今回旅ではないため野宿はしない。そのためこのククイ博士の家に居候することになる。そのククイ博士も非常に暖かいキャラでいつもサトシやスクールの生徒の面倒をよく見る。そんな先生だが、一つだけ夢があり、それはアローラ地方にポケモンリーグを設立することである。そのきっかけとなったのが幼い時にあったサトシとの出会いだ。サトシが森を歩いていたときにたまたま野生のセレビィの時渡りの能力に引き込まれてしまうという回がある。そこで一人の少年と出会うのだが、まだ幼く手持ちのポケモンはニャビーというポケモンだけ。バトルもできない歳だがサトシと一度バトルをする。サトシはニャビーの進化系ニャヒートでバトルを行うが、結果はニャヒートの勝利。その少年は悔しがるが、サトシはポケモンバトルの面白さを伝え、夢はポケモンマスターになることと少年に告げるとそれに感化され、その少年も大きな夢を持とうとする。そこでサトシと少年は別れてしまうが、実はこの少年がククイ博士である。ククイ博士はサトシのことは覚えてない様子で、サトシもその少年がククイ博士ということを知らないが、そのとき少年が手に持っていたポケモンの本を持っており、サトシがそのとき付けたあだ名を知っていた。つまり、ククイ博士は幼いときに時渡りで出会ったサトシに影響され、ポケモンリーグを設立するという大きな夢を持つことになった。そして、(これもネタバレになるが)サトシはアローラリーグのチャンピオンになり、エキシビジョンマッチでククイ博士とバトルするというめちゃくちゃ熱い、泣ける展開になる。ククイ博士の夢は最高の形で成し遂げ、サトシは初めてのポケモンリーグチャンピオンとなった。


個人的好きなキャラベスト3が以上のキャラだ。ネタバレが多くて申し訳ない…

他にもたくさん魅力的なキャラやサンムーンならではの暖かさ、バトル、日常があって見ていていい気分になる。もちろんもっと泣けるポイントもあって146話かけて見る価値は十分にあると思うので、新アニポケを見ていてアローラ回を見て気になった方はぜひ見てほしい。あと作画で毛嫌いしてる方も是非!絶対イメージ変わると思うので。

サンムーンはとにかくバトルシーンだけでなく日常シーンも良く、今までのアニポケでサトシが経験してこなかった形の出会いや別れもあったりする。正直、サンムーンは特に子ども向け作品の雰囲気があるが、大人が見ても面白いし泣けるシーンもたくさんあると思う。


それに少し前にポケモン剣盾の最新情報と共にBUMP OF CHICKENの歌うMVも流れ、ポケモンファンにはエモエモのエモな映像を見てこれを期になにかアニポケを見ても良いのではないでしょうか。僕は初見でアローラ組で涙腺が崩壊しました。そこでなんのアニポケ見ようか悩んでる方やサンムーンを見るきっかけとなったら幸いです。

ポケモンのアニメはアマプラで見ることができます。古いのから新しいものまであるので登録してる方やまだの方はぜひ!!

僕も他のシリーズのアニポケをまた見て感想記事を書きたいと思います。22歳で自分の中でポケモンの再熱が来るとは思わなかったが、特に最近はポケモンというコンテンツが盛り上がっているのでこれからもポケモンと関わっていたいです。


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