「星目線からの補足」
17歳だった息子が先月末、首尾よく18歳になった。
18歳て、世間じゃ成人らしい。
まぁ、いくつになろうと彼の気質は生まれたときからなんら変わっておらず、おっとりしていて食いしん坊、思いつきや閃きを試したくてうずうず、それがうまくハマったら寝食忘れて没頭する。
で、それらの性質をホロスコープで当てはめていくと、面白いくらいに合点がいく。
ところで、このひとつまえに投稿した記事に出てくる「俺」とは、息子のことではない。
なんだか濡れ衣を着せちゃったようで申し訳ない気持ちに駆られたが、当の本人は誤解されていることをも、「なんか面白いことになってるー!ウヒャヒャ!」と、満更でもなさそうである。
というのは、息子の場合はきっと以下のようになる。
「なぜに自分は包丁を無意識にざるに置くのか?」と、いわば自分の盲点ないし弱点についてとことん考えると思う。そこでエモーショナルにはならず、むしろ「沖縄でこの有次のペティナイフ使っている人って何人くらいいるんだろう、ね?」と、答えようもないような質問をぶつけてくるに違いない。
だってまだ彼がうんと幼い頃、「この森の葉っぱぜーんぶでなんまいあるの?」と聞いてきたから。
「途方もないものも、たぶん数ではある程度は明らかにできる」と思ったのだろう。
と、そういったことすらホロスコープにあらわれている。
水瓶座ステリウム(太陽月水星海王星)はすべて土星とオポジション。
ASCと火星は牡牛。
なので、「ちっさく『うっせーなぁ』」のケースも、その人のホロスコープを見ればきちんと示されている。(火星蟹で月とスクエア)
わたしもいちおう生理感情として腹を立てても、「なぜ?なんで?どうして?」と行為の原因を本人にいちおう追求しては、「まぁ、星なんだから仕方あるまい」と、最終的には諦めの選択を取る。
ただしそこに、「ジェンダーの差別がないか?」とか、「若年性の病気めいたことはないか?」といったことも並行して考えてしまうけど。
それに偶然か必然か、「濡れた包丁」の第一発見者は毎回わたしなんだから、わたしが処理する運命なのかも知れないが、つい火星乙女が顔(口)を出す。
実に上手く出来ているわけで。
日常に起こる出来事のマッチングの妙は、最高の酒の肴である。仮にそのときはそう思えなくても。
去年の終わりくらいから、日曜日は長女もアルバイトで店に入ってくれている。
そんな長女が、「おかーさん、まったく顔が笑ってない接客だけど感じが悪くない場合ってあるの?」と、なかなか興味深い質問をしてきた。
「そうだなー」と考えて、「顔は笑ってなくても目が笑ってるとか?」
長女「それは笑ってることに入る」
わたし「動きが実にプロフェッショナルで笑うとか笑わないとかの境地ではないとか?」
長女「おー、それはいいことを聞いた」
太陽水星12室の長女の目指す先は実にミステリアスである。
そのうちエプロンではなく、黒子の格好で接客するようになるかも。
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